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2005年6月27日 (月)

自分で考えて結論を出すことが大切

「いろいろ食べさせていても栄養バランスが崩れることがあるんですか?」

「いろいろって言うとですね、鶏肉と、豚肉と、牛肉を食べさせて、いろいろって思われる方がいらしたりするので、そういっただけで、ほとんどの場合は問題ありません。」

「安心しました。でもそんな方がいらっしゃるんですね。」

「とにかく、手作り食にすると栄養バランスが崩れるという話はよほどの偏食を許していない限り、ほとんどありえないことです。

そして、毎食完璧な栄養バランスなど必要ないということです。以上のことがわかれば、あまり不安に思うことなく、自由に取り組めるのではないでしょうか?」

「ありがとうございました。ということは、手づくりだったり、フードだったりしても良いということですね?」

「結論から申しますと良いと思いますよ。不安に思ったとき、『何で私はこんなことが気になるんだろう?』『自然界ではどうなっているんだろう?』と自問自答する習慣をつけてください。そうすると、ほとんどのことが自分で解決できることだと思いますよ。」

「そうですね。やってみます。」

「それと、やってみてどうなったかをみてから、考えてみても良いのではないでしょうか?たとえば、煮干しをあげるのは百害あって一利無しなんていう話があったとしましょう。その時、率直にどう感じるかを大切にして欲しいのです。

思い起こしてみれば、昔から犬は煮干しなんて普通に食べてきていますよね。ということを思い出したら、百害あったとしても、二利以上はあるだろうということは感覚的にわかるはずです。その言った人がどんなに優秀な方でも、万能ではありません。


あなたの感覚に自信を持ってください。


世の中にはいろんな話があります。

お米を食べるとガンになる 
(日本人は百%ガンになるのか?)


加熱した肉を食べると病気になる 
(約200万年続く加熱調理の歴史を全否定するのか?)


ミネラルウォーターを飲むと結石症になる 
(自然界の水は泥水では…?)


などなど…

こういう話を耳にしたら、『そういう子が実際にいたのかもしれない。 でも、自然界ではどうなんだろう? 昔の犬・猫はどうだったんだろう? この話は一般化して良いことなのだろうか?』


「自分で考えて結論を出すことが大切なんです。」


「はい、がんばります。」

人の話だけを判断基準にすると、気がつくとエライことになっていることがあります。

あなたの感覚・判断に、もっと自信を持ってもいいのかもしれません。

もちろん、周りの意見を参考にすることは重要なのは、当然ですが…

→右側のトラックバックしてくださっているブログもぜひご覧下さい。

~今日のワンニャン~
世田谷区のクロベエくんとニャン吉ちゃん

クロベエったら!
ママに椅子は噛んじゃダメよ!って言われたでしょ!



02:39 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (10)

2005年6月24日 (金)

焼肉オンリー生活?

例えば、あなたの好物は何ですか?

焼肉です♪毎日でもいいくらいです。

なるほど。では、焼肉を五ヵ月間、毎食続けてくださいと言われたらどうですか?キムチもビビンバも、冷麺もなし、お肉だけです。

ちょっと考えます…

そうですね。身体がどうこうより、焼肉そのものに飽きそうですねぇ。

確かに…

同じようなものばかり長期に渡って食べていたら、それは身体に入ってくる栄養が限られてきますから、バランスも崩れる可能性があります。

そして、そうならないように同じものが続くと飽きるように身体はうまくできているのです。猫でよくあることですが…

まぁ、ここまでをまとめると、手づくり食で栄養バランスを崩そうと思ったら、


キャベツだけ食べさせる

ささみだけ食べさせる


なんていうことをやれば、栄養バランスを簡単に崩せるということです。

では、いろいろ食べさせていたら大丈夫ということですか?

あなたはどう思いますか?いろいろ食べて栄養バランスが崩れる可能性はあるでしょうか?

いいえ、ありません!(自信)

概ねそうですが、これまた必ずしもそうとも言えないケースもあります。


えっ…



05:38 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (2)

2005年6月23日 (木)

手作り食を食べると栄養失調になる?

「あのぉ~、一つ伺いますが、何が理由でそんなに自信がもてないのですか?

「手作り食を食べると栄養失調になると言われていたので…。」

「誰に言われたのですか?」

「●●とか、★★とか…。」

「なるほど、ではあなたに質問します。あなたは子供の頃、外食派でしたか?それとも、お母さんが作ったごはんを食べていましたか?」

「母が作った食事を食べていました。」

「では、なんでいま生きているんですか…。」



「えっ、………?」



「だって、手作り食を食べてきたんでしょ?お母さんの…。ということは、ずいぶん前に栄養失調になっているはずなのに、今よく生きていますね。」



「そんなぁ……。」



「ということを、あなたは信じていたということなのですが、どうでしょう?手作り食を食べると、栄養失調になるのでしょうか?

「違うと思います。」

「そうですね。」

「でも、必ずしもそうとは言えないケースもあります。」



「えっ?」



この続きはまた次回。



06:05 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (3)

2005年6月21日 (火)

できるときに、できる範囲で

先日、私が主催する講座に参加された方からこんな質問を受けました。

「前々からうかがいたかったのですが、手づくり食って、仕事が忙しい人はやらないほうがいいのでしょうか?


「何でそんな疑問が出てきたのですか?」

「中途半端にやるなら、やらないほうがいいと言われまして…」


「あなた自身の食事はどうされていますか?」

「作ったり、作らなかったりです。」

「じゃあ、それでいいのではないですか?」


「そんな簡単で良いんですか?栄養バランスが偏るのでは?」

「では、あなたは毎食、完璧なバランスで食べていらっしゃるのですか?」


「いいえ…。なるほどぉ…」


「もう一つお伺いしますが、自然界で、ライオンの様な動物は毎日二回、確実に食事にありつけるでしょうか?」

「いいえ。」

「そうですね。正確には、『必ずしもありつけるとはいえない。ありつけないこともある。』ですね。」

「はい…。」


「では、ありつけたとして、その食事は栄養学的に理想的な食事でしょうか?」

「必ずしもそうとは言えないと思います。(笑)」


「ですね。食べられるだけで幸せですね。それでバランスの取れていない食事をしたからといって、具合悪くなりますか?」


「ならな・い・で・す?」


「はい、ほとんど問題はおこりません。少なくとも、想定されるリスクが、手づくり食を躊躇するほど高いケースはめったにありません。ですから、安心して、できるときに、できる範囲でやってはいかがでしょうか?」


「なるほど、わかりました。やってみようと思います。でも…。


彼女の心配はさらにつづく…

この続きはまた次回に。



02:37 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (6)

2005年6月17日 (金)

新鮮がイチバン!

では、「煮干しは与えない方がいい。」というご意見はどうかというと、そのアドバイスが適切であるケースもあります。どういうことかと申しますと、

ヒスタミンが増えた魚を煮干しにした場合です。

ヒスタミンが増えた魚というのは、「新鮮でない魚」といえるでしょう。

とはいっても、そんなものが食品として出回っていたら、社会的に大問題になりますし、食品会社も自分で自分の首を絞めることになりますから、意図的にそんなことをするとも思えません。

ということで、

  • 煮干しは与えない方がいいのか?
    に関しては、一律にそうは言えないでしょう。

というのが僕の見解です。

食べた煮干しにアレルギーがでるなら、それは個々で対処すればいいという話で、だからといってペットに煮干しを食べさせてはならないとか、「百害あって一利無し」という話になるのは、ちょっと飛躍しすぎかなと感じます。

  • 回避する方法はあるのか?
    これは、よほど変色した煮干しでもなければ、大丈夫でしょう。

  • どういう点に気を付けたらいいのか?
    赤身の魚を買ったら、調理するまでちゃんと冷蔵庫で保存していれば、ヒスタミン生成菌の活動が抑制されるという実験報告があります。

ただし、夏など、気温が高ければ、すぐ腐敗するため、臭いで誰も食べよう、食べさせようとは思いませんが、春や秋など、気温が15~20℃程度で赤身魚を1~3日放置しておくと、腐敗する前に、ヒスタミン産生菌が増殖し、ヒスタミンが生成、蓄積されるリスクが高まるそうです。

ですから、新鮮な魚を心がければいいということですね。

とにかく、魚には有益な点が沢山ありますから、どうしても食べられない理由があるなら話は別ですが、あまり不安に思わず、日々の食事に取り入れてみてください。

なんでも食べられる元気な子を育てたいですね。

がんばれ、全国の手づくり食愛好家!

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04:17 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (3)

2005年6月16日 (木)

魚は百害あって一利無し?

突然ですが、マンガ「サザエさん」の主題歌、冒頭部分の歌詞を思い出してみてください。

(思い出し中)

ドラネコが魚をくわえて逃げていくという話です。その後ネコはどうするでしょう…?おそらく美味しそうに食べるでしょう。

そこであなたに質問…

もし「魚は百害あって一利無し」なんていう情報をみたら、あなたはどう考えますか?

僕だったら、「あっ、口が滑っちゃったんだな…。つい、言い過ぎちゃったんだな、その人。」と考えます。

もしくは、「意図的になにか聴衆、読者を惹きつけるために、エキセントリックなことをおっしゃっているのだろう。で、その続きは…?」と興味深く続きの情報を待ちます。

なぜ私がそう思えるかというと、今までの経験上、「魚のメリット」を多数知っていて、経験もしているので、「魚は百害あって一利無し」という言葉を心の底から賛同することは難しいからです。

「少なくとも二利以上はあるだろう(笑)」と思うからです。「(この)魚は百害あって一利無し」と何かを特定して解説しているなら話は別ですが…。

もちろん、特定の魚がアレルゲンとなるなど、ケース・バイ・ケースですから、そういう子もいるかもしれません。しかし、どの子にとっても「一利無し」とまで言いきってしまって良いものかどうかと…。

って思うのは私だけでしょうか…?

昨日トラックバックしていただいた”THE STUDY OF DACHS”さんのところに、こんなことが書いてありました。

ある資料に「煮干しは与えない方がいい。魚は百害あって一利無し」なんてことが書いてあった。理由は「青魚にはヒスチジンというアレルギー反応を引き起こす物質が含まれているから」とのこと。アレルギーを起こさなきゃ問題ないんじゃない?って思うけど、百害あって一利無しって言われたら、食べさせることを躊躇してしまう。魚には魚にしかない栄養素もあるし、いろいろなものを食べさせた方がいいと思うんだけど。。。

「煮干しは与えない方がいい。魚は百害あって一利無し」の部分しか情報としていただいていないので、その前後がどんな内容なのかによって、コメントが変わってくるのですが、その資料全体のトーンが、「魚は食べさせてはいけない!」というものだったと仮定して、話を続けます。

それは、今まで食べてきた、食べさせてきた魚が「百害あって一利無し」といわれたら、ビックリしますよね。 人それぞれいろんな立場・見解があろうかと思いますので、以下の解説は「一意見」として読んでいただければと思います。 ヒスチジンとアレルギー反応に関して、正確な情報がわかると安心するということもございますので、解説させていただきますと、

・青魚だけでなく、赤身魚には「(遊離)ヒスチジン」という物質が多く含まれています
・ヒスチジンそのものはアレルギー反応を引き起こす物質ではありません
・ヒスチジン含有量が多いこと自体は、健康上ほとんど問題はありません
・ヒスチジンにある種の細菌がもつ脱炭酸酵素が作用することによって、ヒスタミンが生成されます
・このヒスタミンがアレルギー反応を引き起こす物質です
・人間の話ですが、マグロ、イワシ、サバ、サンマなどの「赤身魚」を食べた後、30分~2時間の間に顔面紅潮、全身脱力、発疹、頭痛、めまい、吐き気などの比較的軽い症状が現れることがあります
・もちろん、この症状は永久に続くわけではなく、数時間で治ります
・ この症状が食物アレルギーの症状と似ているところから「アレルギー様食中毒」と呼ばれています

    なぜ、赤身魚かというと、

    ・ヒスチジン含有量が「白身魚」では数mg~数十mg/100gであるのに対し、「赤身魚」では700~1,800mg/100gと非常に高い
    ・赤身魚肉のpHは5.5~6.0で、この脱炭酸反応の至適pH5~6に近いのでヒスタミンを生成しやすいことが理由と考えられています。

    ここまでをまとめますと、

    ・赤身魚には遊離のヒスチジンが多量に含まれていて
    ・魚にヒスタミン生成菌が付着していて
    ヒスタミン生成菌が増殖してヒスチジンからヒスタミンを生成すると、アレルギー様中毒を引き起こすことがあるということです。 以上がヒスチジン→ヒスタミン→アレルギー反応の話です。 では、「煮干しは与えない方がいい。」というご意見はどうかというと…
    この続きはまた次回に! (ちょっと考えてみてくださいね)
    考えるポイントは、

    ・やはり煮干しは与えない方がいいのか?
    ・回避する方法はあるのか?
    ・どういう点に気を付けたらいいのか?

    などです。

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    02:12 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (5)

    2005年6月15日 (水)

    情報のバランス

    【昨日の続き】

    でも視点を変えれば、フィチン酸には、身体に吸収したら有害な物質をくっつけて、体内に吸収させることなく排泄してくれる作用があるともいえます。実際にその特性に着目した研究もあります。

    また、フィチン酸には保水効果があるから美容に使えるのではないかとか、その抗ガン作用に着目した研究だってあります。

    ですから、「フィチン酸は悪者である!」というご意見には、「そういう側面もあるだろうけど、そればかりではないのではないでしょうか?」と申し上げたくなります。

    では、玄米の食べ過ぎでミネラル不足になって体調が悪くなった子がいるかというと、確かにそういう報告はあります。人間の赤ちゃんのミネラル不足のリスクに着目した研究もあります。

    しかし、その一方で、人間の自然療法に取り組んでいらっしゃる断食道場や半断食道場、昔から玄米を食べてきているご家庭で飼われている犬や猫は、当たり前のように玄米を食べていて、その上元気です。

    もし、玄米を食べたらミネラル不足になって具合が悪くなるなら、この事実はどう解釈したらいいのでしょうか…?

    もちろん、そういうところでは、玄米だけ食べているわけではありません。他にも海藻や、野菜や、圧力鍋で煮込んだ鶏や魚の骨など、ミネラルを含んだ食品を食べさせています。

    とはいっても、栄養バランスを考えて何が何グラム…なんていうことはしていらっしゃいませんでした。「いろいろ食べていたら元気でいられるでしょう?」という、とてもアバウトな考えで飼われています。そして、どの子も長生きで、動物病院にもお世話になったことはないそうです。

    そういう実例が多数あるのですから、「玄米を食べたらミネラル不足になる」という話は、必ず、全てのイヌ、ネコに当てはまるわけではないのです。

    少なくとも、「えっ、あなたのところではペットに玄米食べさせているの!?そんなのミネラル不足で病気になるからすぐやめなさいよ!」なんていう飼い主さんをいたずらに不安にさせる話にはならないのです。

    そうならないようにする条件はあるからです(いろいろ食べること←簡単!)。

    人は、自分の手持ちの情報でしか判断できません(私もそうです)。でも、その情報が非常に偏った情報ばかりだと、判断を誤ることは多々あります。そして、そういう話がペットに関する情報には多いと思います。

    栄養バランスだけでなく、「情報のバランス」にも気を付けたいものです。もちろん、それは私にもいえることです。情報提供者として、常にニュートラルな立場を維持し続けたいなと思っております。

    そして、情報に振り回されて不安になっている飼い主さんに、一人でも多く安心していただけるお手伝いができたらなと思っているのです。がんばれ、全国の飼い主さん!

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    05:51 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (4)

    2005年6月14日 (火)

    条件が変われば結果は変わる

    さて、昨日は博多で以前往診した方々と座談会(勉強会?)熱心に勉強される飼い主さん達とお話しできるのは非常に刺激になります。

    みなさん飼い主であり、ペット関係のお仕事もなさっていらっしゃいます。自分達のペットだけでなく、お客様にも適切な情報を提供したいということで、自主的に勉強をなさっています(偉いッ!)。中には人間の管理栄養士さんもいらっしゃいました。管理栄養士さんに獣医師が話をするなんて、非常におこがましいことだと思うのですが、一番メモが多かったような気がします…(お役に立てた様で良かった)。

    お話ししていて感じることは、ペットにまつわる情報が多すぎて、プロの方ですら混乱していらっしゃるなということ。そして、「どれが正しくて、どれが間違っているのかわからない」とお困りの方が多いということでした。単純に「情報が多くて…」で済む話なら「そうですよねぇ~」でいいのですが、その混乱が原因で非常に不安を感じている方が多いとしたら、それは解決すべきことだと思います。

    私も診療をしていると、いわゆる「俗説」を信じて、「何を食べさせたらいいのかわからない…」と不安になっている飼い主さんに非常に高い確率でおめにかかります(うちだけでしょうか?)。往診先で「『何を食べさせたらいいのか…?』という不安を二年間もかかえながら、ときに涙が止まらない夜もあった」なんていう話を涙ながらにお話しされる飼い主さんを目の前にすると、なんと声をかけてよいのかわからなくなることもあります。

    でも一通りお話しさせていただくと、混乱していた情報が整理されるらしく、「そうなんですか。安心しました。」と言っていただけるので、こちらも一安心します。

    結論から申しますと、どれが正しいとか、間違っているとかはないんです。それぞれの情報はある条件では正しいんです。ただ、いかなる状況でも当てはまるというものではないということなのです。条件が変われば結果は変わるということです(ここはとても大事なことです)。

    獣医師や、医師、研究者といった、学ぶことが仕事という職に就いているものは、何か情報を入手したら、「どういう条件でそうなるのか?」をチェックするクセがあります。自分で実験をやっていますから、条件が変われば結果が変わることは当然のことと知っているからです。

    たとえば、「玄米をペットにあげるなんてもってのほかだ!」という話があります。その理由の一つが、「玄米にはフィチン酸という、なんでもくっつけてしまう物質があって、それが身体に重要なミネラルをくっつけてしまうため、ミネラル不足になって体調を崩す…。」なんていう、一見最もらしい理由があります。

    何も知らなかったら、その情報だけしか知らなかったら、「玄米なんか食べたらミネラル不足になる!」と、つい信じてしまいますよね。驚くことに、実際多くの方がそう思っています。

    世の中には「フィチン酸は悪者である!」的な意見もあります。

    でも… と書き続けたいところですが、今日の仕事の時間が始まりますので、この続きはまた明日!

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    04:06 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (5)

    2005年6月10日 (金)

    あ~っ…忘れたっ!

    今日は福岡から大阪へ…

    昨晩、宿泊先で「さて、原稿書こう!」と思い立ち、パソコンセットを出したら…

    ACアダプターがない…

    仕方なく、原稿は手書きで…

    あさ6時までかかりました。

    あのコードを忘れただけで、徹夜です。

    昔の作家さんはすごいな…と感心した夜でした。(今でも手書きの方はいらっしゃるでしょうが…)

    ところで昨日お目にかかった方は三度目。ご自身がペット関係のお仕事もなさっているので、とても勉強熱心な飼い主さんです。

    今回は犬と猫の相談が終わると、情報収集の仕方の相談をしたいとのことでした。

    人一倍勉強していらっしゃるのに、今度は英語情報の検索法~活用法を学びたいと…

    私のブログやメルマガも毎回お読み下さっているらしく、ちょっと恐縮…。

    で、その方にもお話したのですが、私が情報に惑わされない様に気をつけていることの一つは、「何か情報を入手したら、必ずその反対意見を探すこと」です。

    そうすると、どういう状況のときにどうなるかの見当がつきやすくなります。

    何を信じたら良いのかわからないというお悩みをよく耳にしますが、ぜひ、上記のコツを習慣にしてみてください。

    ということで、今日の文章は携帯からなので、今日は短めでご容赦ください。



    05:56 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (1)

    2005年6月 9日 (木)

    正しい情報って?!

    今日から、関西、九州地区に往診ツアーです。

    2週間、スケジュールがビッチリですが、関西地区、九州地区の飼い主さんとお話しできるのが楽しみです。

    それはそうと、昨日は出版社の方と次回作の打ち合わせをしました。

    次回の本は「栄養関係の出版社さん(といったらわかりますか?)」から出させていただくのですが、これまでに、私のコンピューターの不調でデーターが飛んだりして、かなりご迷惑をおかけしてきております。

    昨日は小一時間打ち合わせしたのですが、その中で、ペットの食事に関して恐らくほとんどの方が当たり前と思っているであろうことが、実は正しくない!…という話がたくさん出てきて盛り上がりました。

    そのうちの一つ。
    ニンジンをすり下ろしたものにはビタミンC分解酵素(アスコルビナーゼ)が含まれているので、大根おろし(ビタミンCが多く含まれている)と混ぜるときには、ビタミンCが分解されてしまわないように、レモン汁などを混ぜてアスコルビナーゼの働きを止める必要があると言われていますよね。

    私も本の中に書いてしまったのですが…。

    じ・つ・は、それも正しくないということが分かりました。

    そこでの話は次回作に盛り込まれる予定なので、楽しみにしていて下さい。

    先日テレビで、歴史の常識が最近どんどん覆されているという様な話をしていました。
    いろいろな人の肖像画(とされていたもの)が本人のものではないとか、聖徳太子は架空の人物だった可能性があるとか、日本は「鎖国」なんてしてなかったとか、日本最古の貨幣は「和同開珎」ではなかった…とか。

    「ガセビア」というわけでもないのでしょうけど、教科書に載っていることですら研究が進むと、「実は事実ではありませんでした。」なんていうことがでてくるようです。

    ペットの食事に関しては、様々な情報がありますが、その中にも「よく調べると正しくない」という「常識」が含まれている可能性もあるようですね。



    12:06 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (7)

    2005年6月 8日 (水)

    元気になってくれるなら…

    昨日、テレビ取材で伺ったご家庭の話の続きです。

    なぜ手作り食にすることになったかというと、お父さんのケイン君が、フードをあまり食べ無かったことが最初の原因だったそうです。一回の食事に30分もかかったんだとか…。
    そして、便がとっても臭かったんだそうです。
    そこで、手作り食に切り替えようかと思ったのですが、

    ・犬にフード以外のものを食べさせてはいけないっていわれた…
    ・ 便が今、こんなに臭いのに、手作り食にしたらきっと量も多くなって、臭いももっときつくなるに違いない…

    ということが気になって、なかなか手作り食に踏み切れないでいらしたのだそうです。

    ところがある日、ケイン君が下痢をしました。
    病院に行ってもなかなか治らず、ドンドン食欲が無くなっていきました。
    薬を飲んでいる間は下痢は落ち着くものの、薬を止めるとまた下痢が再発していたそうです。

    それで「このままでは体力が無くなってしまう…。もう、ウンチの量が増えても、臭くなってもいい!ケインが元気になってくれるなら、手作り食にしよう!」と決心されたのだそうです。

    手作り食にして一番変わったのは、ウンチだそうです。
    量が減り、臭いもほとんど無くなりました♪
    オシッコも臭いが気にならなくなったそうです。

    飼い主さんもこれにはビックリしていたそうです。

    いまでは、食欲も充分にあり、体重も増加傾向です。

    作り置きをするわけではないのですが、圧力鍋を使って、短時間で手作り食を楽しんでいらっしゃいました。

    こんなご家庭が増えてくれたらなと思います。



    11:11 午前 スカパー撮影, ペットの手作り食 | | トラックバック (4)

    この場をお借りしてお詫び

    本日、こちらの手違いで、コメントを受け付ける機能がオンになったままアップ していたようで、その間に4名もの方からコメントの書き込みをいただきました。 そして、そのコメント書き込み可の設定を解除しましたら、せっかくいただいた コメントが画面上消えてしまいました…。

    時間を割いて書いていただいたコメントなのに、それは申し訳ないと思い、お詫 びを申し上げるため、コメントをいただいた方のブログにお詫びのご挨拶と、コメン トをさせていただいたのですが、お一方だけわからない方がいらっしゃいました。

    そこでこの場をお借りしてお詫びを…

    バフィりんさま
    ==【「バフィりん」さまよりいただいたコメント】==

    手作り10年以上です。これからもずっとずっと!!先生の本も拝見しています。

    ためになる情報沢山欲しいので先生これからも宜しくお願いします。

    スカパーも見てますよー

    ====================================

    バフィりんさん、コメントをありがとうございました。
    ぜひ、これからもずっと手作り楽しんでくださいね。

    誰の方法に偏るということではなく、その子その子に合った方法を選択してあげる
    という方針が一番ベストだと思います。
    人が悩むのは、「打つ手がなくなったとき」ですから…
    だからこそ必要なのは、より多くの情報を入手し、いつでも使えるようにしてお
    く…(ちょっと表現が堅くなってきましたかね?)
    バフィりんさんの様な経験者の方がいてくださると、須崎もうれしく思います。
    やってみてはじめてわかることって沢山ありますよね♪

    まだまだどのような表現をしたらいいのか、模索しながらのスタートですが、こ
    れ からもがんばって更新していきますので、温かく見守ってください。

    さぁ、明日も更新するぞ!



    01:13 午前 日記・コラム・つぶやき | | トラックバック (0)

    2005年6月 7日 (火)

    栄養バランスについて

    前回「手作り食」を推奨していることを書きました。

    「でも、犬にはドッグフード、猫にはキャットフードが最高だって、言われますよね…。」
    と、思われた方もたくさんいらっしゃるでしょう。

    確かに、一般的にはペットフードがすすめられていて、手作り食をあげていると言うと怒られる場合もあるくらいです。怒られる理由は、栄養バランスが保てない、ということです。

    確かにその考えも、分からなくはないです。でも、私はいつもこう思うのです。
    「人だって、毎日そんなにバランスのとれた食事してるか?よっぽどおかしな食生活じゃない限り、心配ないんじゃないのか?」

    栄養バランスが整ったとされるクッキーやゼリーなど売られていますが、一生そればかりというのはどうでしょうか?ときどきはいいでしょうが、ずっととなると味気ない気もしますよね。

    それよりは、一食の中では栄養バランスが崩れていたとしても、新鮮な野菜や肉を家で調理したものの方が健康的に感じるのは、私だけではないと思います。

    ただ、飼い主さんが自分で調理したものをあげたいと思っていても、人間とは違う生き物である犬や猫に何をあげたらいいのか、そこで戸惑うことも多い様です。

    だから、そこから先が私の出番!難しく考えず気軽にはじめられるように、みなさんの不安を解消していくのが、私の使命です!

    「楽しめること」を第一のポイントとしていますので、難しいことは言いませんから、安心してくださいね。

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    12:49 午後 ペットの手作り食 | | トラックバック (13)

    子犬の離乳食を手作りで!

    先日、衛星放送のレギュラー番組(スカイパーフェクTV!のぼくのおちゃワン)の撮影に行って参りました。

    あまりご存じない方のために…。愛犬の食事に悩んでいらっしゃる飼い主さんのご自宅に伺って、カウンセリングをしたあとで、そのご家庭にある食材で愛犬の手作り食を作り、食べてくれるか!?という内容の番組です。今回は、メルマガ読者のご家庭におじゃましました。


    今回のテーマは、「子犬の離乳食を手作りで!」でした。


    生後二ヶ月のパピヨンの子犬が3頭いました。

    突然ですが問題!

    「パピヨン」とは、「蝶」の意味だということをご存知の方はいらっしゃるとおもいますが、では、どこの国の言葉で「蝶」の意味になるのでしょうか?答えは、一番下!

    で、こちらのご家庭では、すでに以前から手作り食をなさっていたのですが、この度子犬が産まれたということで、せっかくだから手作りで離乳食を作りたいというお話しでした。


    【材料】

    • 野菜:ニンジン、小松菜、その他冷蔵庫にあったお野菜

    • 肉:馬肉

    • 海藻:ワカメ

    • きのこ:まいたけ

    • 粉もの:煮干しの粉、きな粉、粉ミルク、他

    【作り方】

    1. 圧力鍋に根菜類の野菜、きのこを入れて5分〜10分ほど煮る

    2. この間に葉もの野菜を刻む

    3. 圧力鍋で煮た野菜・きのこ、刻んだ葉もの野菜、ワカメをミキサーでペースト状にする

    4. そのペーストに、粉ものを入れて、またミキシングする

    5. このペーストをボウルにあけ、小皿におおさじ2杯分盛る

    6. そこに、馬肉を盛りつけ、ペーストを馬肉にからめて出来上がり♪

    大抵、量と材料の種類で悩まれることが多い様ですが、


    【量】食べるだけ!これは、子犬は胃が小さいため、一回に食べられる量は少ないのです。で、痩せてきたなと思ったら、一回の量を増やすのではなく、回数を増やして対応するということをします。


    【材料】できるだけ多くの種類の食材を食べさせた方がいいです。子供の頃からいろいろ食べさせてあげておくと、「これは食べ物だ♪」と認識できるものが増え、よって老犬になってから何らかの理由で食事制限になったとしても、食べられる種類が多ければ、なんとかなります。


    【作り方】便利な機械でペースト状にしてしまえばいいのではないでしょうか?


    いつも、現場でガチンコで作るため、「ホントに食べてくれるのだろうか?」ちょっと心配ですが、なんとか今のところ食べてくれています。ホントはドキドキなんですけど…。

    手作り食をしていても、離乳食はどうしよう?と悩まれる方は少なくありません。

    でも、自然界には、子犬の離乳食用のネズミなんてありません。子犬用の食事は自然界では、成犬が噛んでやわらかくした食事を食べさせています。ですから、それほど神経質になることはないんですね。


    【答え】パピヨンは「フランス語」で蝶(ちょう)という意味です。

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    02:09 午前 スカパー撮影, ペットの手作り食, | | トラックバック (5)

    2005年6月 6日 (月)

    ごあいさつ

    はじめまして、私は須崎動物病院 院長の須崎恭彦と申します。

     薬に頼らないで体質改善し、自然治癒力を高めて、今の健康状態を維持しよう!病気を治そう!という診療方針で、活動させていただいております。

     今日から、ココログさんでブログを始めさせていただくことになりました。多くの方々に、へぇ〜、ほぉ〜、そうなんだぁ〜、という情報を提供できればと思います。

     ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、須崎動物病院のやり方は、一般的な動物病院とはかなり違います。その治療方針の中心となっているのが「手作り食」です。

     わかりやすいように人間の話をしますが、”You are what you eat.”ということわざがあります。
     この言葉が示しているとおり、日々食べているものが、私たち人間の身体を作っております。

     当然のことながら(と、私は考えておりますが)、私たちと暮らしている愛犬・愛猫の身体も日々食べているもので作られているのです。

     まずは、あなたの大切なペットの身体が一体何で作られているのか、ちょっと考えてみて欲しいのです。どうでしょう?あなたの目から見て、健康な体の素として、安心できるものでしょうか?

     一般にいわれている、
    「犬や猫の食べ物は、ドッグフードです。キャットフードです。」
    という話を否定するつもりはありませんし、
    「毎日、手の込んだ食事を作ってあげるのが義務です。」
    などというつもりもありません。

    元気に楽しくペットとの暮らしを送っていただくために、気にして欲しいポイント、考え方の基本を書いていきたいな、と思っておりますので、これから、よろしくお願いします。



    10:35 午前 須崎動物病院_診療 | | トラックバック (25)