ねこの偏食対処法
飼い主さんが、せっかく出したものを食べてくれない場合、
「ウチの子は偏食家で…」
という印象を持たれることが多い様です。
原因はいろいろ考えられると思いますが、
よくあるケースが、
- 食材が自分の栄養要求を満たさないと感じた場合
- 子供の頃に限定されたものしか食べたことがないため、食事として認識できる種類が少なく、出されたものを食事と認識できていない
- ごねればもっと美味しいものが出てくると経験上学習しているため、いつものようにごねてみるか…
というものです。
また、あなたが毎日同じメニューを食べろといわれたら、何となく抵抗があるのと同じように、同じものを続けて食べないようにしている子もいるようです。
これは、栄養が偏るのを避けるために、今必要な栄養素を含む食事が美味しく感じ、そうでない食事には魅力を感じないようにできているのかもしれません。
その一方で、世の中には、
- ツナ缶だけを一年以上食べ続けているネコ(室内飼い)
- カニカマだけで3年生き続けて元気なネコ(室内飼い)
- 7歳からカステラが主食のネコ(室内飼い、15歳でとても元気!)
- 煮干し以外はほとんど食べないで5年以上生きているネコ(室内飼い)がいます。(こういう例はまだまだあります)
もちろん、生まれ持った体力や、飼い主さんの知らないところで何かを食べているのかもしれないのですが、健康診断状特に問題がないといわれています。
これらの飼い主さんの特徴は
「だって、他に食べないんだから、しょうがないよね。私だって、無理矢理食べろっていわれてもいやだし…食べたくなったら食べるんじゃないの?」
という接し方をされているということです。
誰一人として、
「栄養バランスが心配で眠れません…。」
という方はいらっしゃいませんでした。
でも、結果的には元気なのです。
ですから、解決方法としては、
「しょうがないよね…」
と思えるなら、他のものを食べたくなるまで食べたいものを食べさせておく
「心配だ…」
と感じるなら、いろんなものを少しずつお皿に盛って、とりあえず出す。
そして、
減ったものを記録しておく。
好きなものの傾向や、興味の移り変わりの変動パターンがわかったら、好きなものに、今まで食べたことのないものを少しずつ混ぜてみる
という対処法が実践的です。
パターンを把握することで飼い主さんの安心材料が増えます。
まぁ、栄養バランスが崩れていたとしても、
健康体ならば数ヶ月は猶予があることが多いということです。
ネコの食欲は飼い主が完全管理できるものではありません。
コントロールできないことをコントロールしようとすると、いろんな面で無理がかかります。
無理にでも食べさせるべきだというご意見もあろうかと思いますが、そうでない選択肢があっても良いですし、それで元気ならひとまず良しという考え方もあるのではないでしょうか?
ところで、猫の食事について、
「手作り食にするとどうしても栄養が偏るのではないかと心配で、踏み切ることができません」といった、手作り食の導入時や、導入後における、飼い主さんの不安・疑問を解決したい方で、机上の空論ではなく、獣医師・獣医学博士である須崎自身が実際の動物診療を通じて経験した「実際に機能した情報」を知りたい方は引き続きコチラをご覧下さい。
04:47 午後 猫ペットの手作り食 | Permalink
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