女王を不妊にする寄生虫
寄生虫の存在そのものなのか?
寄生虫の体表成分なのか?
寄生虫の分泌物なのか?
はたまたそれらと女王ハチ体内成分との
化学反応なのか???
非常に興味深いところです。
人間でも、寄生虫を体内に入れると
アレルギー症状が弱まるという話もございますので…。
この話の続きが知りたいなぁ〜。
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女王バチ不妊化の「線虫」発見、スズメバチ駆除策にも
スズメバチの女王に寄生して不妊にしてしまう新種の線虫を、独立行政法人・森林総合研究所の研究チームが発見した。
女王を不妊にする線虫の発見は世界初で、新たなスズメバチ駆除策の開発に貢献できそうだという。
線虫は細長い小動物で、多くは水や土の中で生きるが、一部は他の動物に寄生する。研究チームは、2005年5〜8月に札幌市内で77匹のキイロスズメバチの女王を捕獲し体内を調べたところ、約7割で線虫の寄生が確認できた。
この線虫が寄生すると卵巣が発達せずに不妊になることもわかった。体長約1ミリの線虫は越冬中の女王バチの体内に入り込んで繁殖し、夏ごろには大量の幼虫が孵化(ふか)する。
国内ではスズメバチに刺されることで、毎年30人前後が亡くなっている。研究に当たった同研究所北海道支所の佐山勝彦主任研究員は「もともと自然にいる線虫を増やしてスズメバチの越冬場所に放つことで、有効な駆除ができる可能性がある」と話している。
(2007年4月5日19時44分 読売新聞)
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