真意を読み解き、理解する
うちでは、
「ペットの手作り食も選択肢の一つとしてありです!」
という啓蒙活動をしております。
先日、
「次の様な文章を見つけたが、いかがなものか?」
というメールをいただきました。
その内容とは、
「『手作り』を時々取り混ぜるのは問題ないが
素人の安易な全面手作りは危険である」
というものだそうです。
私は、手作り食をしたい飼い主さんと、
伝統上手作り食を認めたくない獣医師・ペット関連業者
の『もめ事』を丸く収めるなんてことも立場上しております。
そうして、両方の意見を聞くと、
・飼い主さんの聞き間違い
・飼い主さんの伝達不十分
・獣医師の聞き間違い
・獣医師の伝達不十分
などが原因で、
とにかくコミュニケーションがうまくいっていないために、お互いのフラストレーションが貯まることが少なくないようです。
まぁ、そんなわけで、インターネット上の文章も
読み手の読解力
書き手の表現力
などのギャップが生じるため、
まして書き手は作家などの文章のプロではありませんから、
本当に伝えたいことを表現できていないことは
少なからずあるのです。
ですから、ネット上の情報に一喜一憂したり、
過剰反応する必要は全くないんですね。
科学の大原則である、
「条件が変われば結果は変わりうる」
を思い出せば、いろんな可能性があり得るわけですから、
手作り食でなければダメだというのもどうかと思いますし、
まして、手作り食は絶対にダメだなどという意見は
常識的に「ありえないはなし」なわけです。
(なんらかの印象操作をしたいのなら話は別ですが…)
で、先ほどの文章に戻りますが、
「『手作り』を時々取り混ぜるのは問題ないが
素人の安易な全面手作りは危険である」
という文章は、
マフィンばっかり食べさせるとか、
キャベツばっかり食べさせるとか、
はんぺんとか薩摩揚げばかり食べさせる
せんべいばっかり食べさせる
なんていうことはいけないよといいたいところが、
手が滑って書いたかもしれないのです。
日本という国に生まれ育ち、充分な家庭教育を受けた上に、
学校教育で家庭科を習っているならば、
体調が崩れるほど栄養バランスが崩れる様な食事を、
何の疑問も持たずに積極的かつ継続的に行うことは、
実は難しいのです。
実際、カップラーメンばかりの生活をしている人でも、
本心では
「もっとちゃんとした食事をした方がいいということはわかっているが…」
と思っている方が多いものです。
これも、カップラーメンが悪いのではなく、
カップラーメンだけでは満たせないものが欲しくなるという意味です。
ただ、中にはとんでもない食生活をおくることに
疑問を持たない方もいらっしゃるので、
そういう方でも問題が起こらない様に、
上記の様に記載せざるを得ない事情もあります。
また、出版者側の意向で、表現が変わってくるのは
普通にあることです。
ですから、その辺は
そういう可能性があることを前提として、
諸事情を考慮の上
真意を読み解く必要があります。
いずれにしても、ネット上の情報ですから、
参考程度にお読みになるのがよろしいのではないかと思います。
十人十色といわれる様に、
いろんな見方がありますからね。
その著者が、
たまたまひどい食事を見た直後だったかもしれませんし…。
まぁ、いずれにしても過剰反応するほどのことではないと思っておけば、気も楽だと思いますが、いかがでしょうか?
すさき
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05:27 午後 | Permalink