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2007年4月11日 (水)

豪のタスマニアデビルに謎のガン

昨年、オーストラリアに家族旅行してきたときの話です
http://susaki.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_a94f.html

ウォンバットくんの一人が、
肛門に腫瘍ができて、出血していて、
瀕死の状態だったのを覚えています。

タスマニアデビルとは何の関係もないのですが…。

野生動物に腫瘍ということは、
生活環境に何か異変が起こったと考えるか、
新種のウイルスなどの病原体か…

マナティーが絶滅危機種を卒業したのに…

私も目の前の診療に集中したいと思います。

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タスマニアデビル「謎のがん」で激減 保護策で議論

2007.04.10
Web posted at: 20:53 JST
- CNN/AP

キャンベラ──オーストラリア南東部のタスマニア島に生息する有袋類タスマニアデビルに「謎のがん」が広がり、生息数が激減している。科学者らは、絶滅を 防ぐため手だてとして、がんを発症していない個体を別の島へ移す隔離策を提案しているが、異動先の島の生態系にどのような影響があるか不明だとの声もあ り、議論になっている。

タスマニアデビルはフクロネコ科の肉食性で、体長は20─30センチとキツネほどの大きさ。化石の発掘から、かつてはオーストラリア大陸にも分布したと見られるが、現在ではタスマニア島のみに生息する。

1990年代から、顔面に謎の腫瘍(しゅよう)ができたために死んでしまう個体が増加。これまでに、90%が減少したと見られている。

腫瘍は「デビル顔面腫瘍性疾患」と呼ばれ、原因は不明。治療法もわかっていない。口の中や目の周囲など、顔面を中心に腫瘍が広がるため、エ サを取れなくなって餓死に至ってしまう。研究者らは、5年以内には腫瘍がない個体はいなくなると推定、20年後には絶滅すると見ている。

腫瘍が感染性のものかどうかわかっていないが、感染地域が拡大する一方なことをふまえ、まだ腫瘍ができていない個体約30頭をタスマニア島から隔離し、かつて流刑島だった東側のマリア島へ移動させる案が持ち上がり、議論となっている。

しかし、マリア島にも固有の鳥類が生息しており、肉食のタスマニアデビルの移入によって、どのような影響を受けるか不明なため、慎重論を唱える科学者も多い。

タスマニアデビルの移動を訴えるタスマニア大学のマッカラム教授は、「マリア島の固有種とタスマニアデビルのどちらが、より価値が高いかと いった議論はしたくない。しかし、タスマニアデビルの移入による影響は最小限だと考える。はっきり言って実験だが、デビル顔面腫瘍性疾患の広がる速度を考 えれば、出来るだけ早く決断し、実行に移すべきだ」と理解を求めている。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200704100029.html



02:44 午後 ニュース |

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