ガンを克服した人々から学ぶ

当院には、ガンと診断され、余命宣告までされた犬・猫の飼い主さんが多数ご来院下さいます。みなさん、絶望と不安の中、なんとかしてあげたいという気持ちで、治療に取り組んでくださっております。

ガンは体内汚染が極限に達したために生じた「ゴミ溜め」という側面もあるため、体内汚染をじっくりとデトックスし、そのときに体力が残っていれば治る（デトックスにも体力が必要）、という治療方針があります（もちろんそれが全てではありませんが）。

ときどき、「ガンの自然体縮なんて、奇跡だ！」という声を見聞きしますが、私はそうは思いません。むしろ普通に起こりうる事だと考えております。


というのも実は、私たちの体内では毎日、ガン細胞の自然消滅が起こっています。
（毎日体内でガン細胞ができていますが、身体の排除システムが働き、排除されているため、見かけ上、全体として問題がないだけなのです）

このことを考えると、ガンが治るということは、あり得ないことではないと考えてもいいのではないでしょうか？

「治らないものだ」という視点で治療をすすめていくのと、「治る可能性がゼロでない以上、何か出来ることはないか？」と模索していくのとでは、結果が変わってくることだってあると思うのです。（もっとも、原因が複雑なため、『●●を飲むだけで治る！』などということは現場ではほとんど無いのも現状です）



こういうことを、元気なうちから知識があり、かつ身近な克服ケースを経験していれば、いざというとき、克服に必要な『前向きに取り組む姿勢』をサポートしてくれると思います。

ところが、多くのケースでは、

「うちの子がガンになった…」

という状態になってはじめて情報収集をはじめられる様です。


そして、この状態でどんなに有益な情報を知っても、不安が先に立ってしまい、心に響かない、腑に落ちないということがよくあるのです。

当院でも、飼い主さんのお悩みをお伺いする日々なのですが、「先生が『治る可能性はゼロではない』とおっしゃっていただくのは頭では理解出来るのですが、不安を払拭することは難しいのです…。」というケースが多いのが現状です。

不安は知ることで解消出来ることがあります。

その「知る」ことは、『百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず』という言葉があるとおり、聞くより見る、見るより体験することでより理解が深まります。

つまりこの場合、ガンを克服した方々と接することが、不安を軽減することにつながる一助になりうるのです。

実は来週、私が学ばせていただいている『ガンの患者学研究所』主催の講演会『世界一元気　がんの患者学ワールド』が開催されます。

人間の話ではありますが、ガンと診断された子と暮らす飼い主さんのみならず、ガンは怖い病気だと思っている方、元気な今のうちからいろいろな情報を吸収しておきたいという方にとって、有益な体験になると思われますので、ここでご紹介させていただきます。


「ガンは怖い病気」という認識から、「ガンは治りうるもの」という認識に変えることで、乗り越えるために必要な力と自信がわいてくる一助となるはずです。



ここでの学びが必要な方は沢山いらっしゃるはずです。

あなたにとって、また、あなたの友達にとって重要な機会となるかもしれません。

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