●病の治し方
よくご質問いただくのですが、例えば
「うちの子がてんかんです。
・治る見込みはありますか?
・どうやったら治りますか?
・おすすめの食材は何ですか?
・サプリメントは何が良いですか?
等々…」
以前、私が駆け出しの頃で、何も知らなかった頃、 「それなら●がいいのではないでしょうか?」等と、 ステレオタイプな解答をしていたことがありました。
それがわかりやすいし、なにより親切だと「勘違い」していたからです。
しかし現在、
★身体に水銀が蓄積している可能性があるかどうか?
★しかも、それが身体のどこに蓄積しているか?
★侵入経路はどこか?
★何を使えば排除可能か?
★それが機能しなければ、次の手はどう打ったらいいか?
といったことが、身体を傷つけずに推定できるようになったことで、
「根本原因を探らないと、なんとも言えません。
ただし、根本原因がわかれば、対処法は絞られます(対処法は大抵複数あるため、個々の状況がわかれば、さらに絞り込めます。)。」
という解答ができるようになりました。
以前の様な
「わかりやすく、明確なアドバイス」は、
一見親切な様な気がして、そうしていたのですが、
現在は
「根本原因を探らないでのアドバイスは却って遠回りになり、不親切な可能性があるから、安易にそんなことは怖くて言えない。」
という立場を取るに至っております。
例えば、「てんかん」と言っても、
★脳そのものに機能障害がある
こともあるかもしれませんが、
★病原体の感染が起こっている
★重金属の蓄積がある
など、個々で「本当」に病態が異なると感じているのです。
このことがわかると、
「神経の異常発火(原因が必ずある)」を「薬」で抑える
という方法はもちろん選択肢の一つかもしれません。
しかし、その原因に対処しなければ、ずっとその「薬」を使用し続けることになる→本来持っている力を発揮できなくなる
ことになるのではないかと考えております。
また、仮に感染症だった場合、
★何の病原体がいるのか?
★どこから侵入してきたのか?
★どこに「それ」がいるのか?
を探ることがきわめて重要です。
病原体がわかれば、対処法が絞られてきます。
汚染源がわかれば、その排除法が絞られてきます。
この様に考えることで、
毎日のんでいた薬が、一日おきに減らせるかもしれません。
ひょっとしたら、「一生のみ続けなければなりません。」と宣告された「薬」がいらなくなるかもしれません。
もちろん、「薬」が悪いといっているわけではありません。「それをのみさえすればいいとわかれば安心できる。」という飼い主さんの結論を僕は尊重します。
でも、僕のところに来る方々は「それをのませたくない!だから何か方法はないか?」と探して探してお越し頂く方がほとんどなので、そのご要望に応えるツールを用意しておきたいと思っているのです。
現在、当院では
「今までの治療法とは違うアプローチの必要性と発見」
「新しい獣医量の教科書を書かなければならないのではないか?」
という様なことがかなりわかってきています。
そして、日々新しい方法が見つかり、まさに「ドッグイヤー」「一ヶ月前は大昔」という状態です。
だからといって、これまでの先人の功績を否定するつもりは全くありません。でも、従来の方法では行き詰まりを感じているのは、他ならない現場の獣医師でしょう。
動物は機械ではありません。
動物は単なる臓器の集合体でもありません。
だから、「●病には★を食べさせなさい」 とは、なかなか言えないケース「も」あるのです。
そして、難しい病気のほとんどで、複合汚染が病態の根本にあり、その原因が、これまで考えられていたこととは違うところにあることが「少なくない(こういう表現にとどめておきます)」と考えております。
なぜなら、当院にいらっしゃるケースはほとんどがそうだからです。
「ガンと言われたそうだが、はたして本当にそうなのだろうか?」
「心臓病だと言われたそうだが、はたして本当にそうなのだろうか?」
「腎不全だからもう無理ですということだそうだが、そもそも『腎不全』になった原因は何か?」
もちろん、私の見立てが間違っているかもしれません。
でも、私にできることは、目の前の犬・猫と真剣に向き合うことしかないのです。
そして、結果が全てなのです。
現在、「体内汚染はほぼ除去できているのに、最後の2つが除去しきれなく、症状が改善されないケース」があります。
今の課題は、
「なぜこの子は除去できないのか?」
そこを探っております。
1つの答えは出ました。
でも、もっと答えはあるはずです。
現在、分析中です。そんなわけで、なんか言いたいことを書いてしまいました。いち獣医師の夜中のたわごとと思ってお読み頂ければと思います。
少なくとも、うちに来る子達のほとんどが、簡単ではないということは確かだと思うからです。
こんなわけで、「●病の治し方を教えてください。」というご質問には、なかなか答えを出せないということをお伝えしたかったのです。
まとまらない駄文におつきあいくださりありがとうございました。
ということで、また分析作業に戻ります。
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