ハウスダスト・アレルギー?
先日、愛犬がハウスダスト・アレルギーと診断され、
「部屋を徹底的に掃除してください」
と言われ、仕事も辞めて自宅の掃除をしている方が来院されました。
須 崎「散歩には行かれるんですか?」
と質問すると、
飼い主「はい、散歩が大好きなので、毎日一時間以上行きます。 食事制限もしているので、 散歩ぐらいしか楽しみが残っていないのです…」
須 崎「なるほど…、では、失礼ですがご自宅は、 外よりほこりっぽいのですか?」
飼い主「そんなわけないですよ。」
須 崎「では、外のほこりは大丈夫なのに、ハウスダストはだめだと?」
飼い主「そ……うですねぇ〜」
須 崎「その間は、今、何かに気が付いたということですね?」
飼い主「いわれてみればそうですね。なんででしょう?」
須 崎「そもそも、ハウスダストって、なんでしょう?」
飼い主「家の中のほこりですよね?」
須 崎「そうですね。そのほこりは、どこから来るでしょうか?」
飼い主「外からですか?」
須 崎「もちろん、それもありますが、ほとんどが家族の皮膚からきます。」
飼い主「皮膚からですか?」
須 崎「はい。こういうことです。
人間の皮膚は死んだ細胞に覆われています。
至る所に穴があり、
その穴には無数のバクテリアが生息しています。
皮膚の死んだ細胞は身体からはがれ落ちます。
一時間にはがれ落ちる皮膚の粒子は60万以上、
一年間では重さにして約700グラム
それはハウスダストのおよそ80%を占めます。
ですから、あなたの愛犬は、
あなたか、あなたの家族の皮膚に
反応している可能性があるわけです。」
飼い主「ということは、私たちが悪いと…」
須 崎「そういうことではありません。
だから、ハウスダストは
本質的な根本原因ではないということです!」
飼い主「では、どうしたら…」
須 崎「これから、身体の中を探りましょう。
そして、根本原因を探りましょう。」
それから30分後…
須 崎「原因物質がわかりました!これをデトックスしましょう!」
それから一ヶ月が経ちました。
まず、皮膚の状態が二週間前から安定してきたそうです。
一ヶ月前に課題だった原因物質の共鳴が
身体からほとんど無くなっていました。
現在は、また新たな課題と戦っております。
飼い主さんも、変化がわかるので、喜ばれておりました。
私が何もわからなかった頃(今でもそうだと思いますが)
皮膚病は遺伝的な影響が強い部分があると勘違いしておりました。
でも、今は、原因を探るツールがあるので、
それは遺伝ではなく、垂直感染(産道で感染)したため、
親子共々感染しているということで、
遺伝といわれるとなんとなく納得してしまうけど、
実はそうではないケースをよく見ております。
この様に、知らないことがわかって、
その知識が有益ならば、
どんどん過去の自分を捨てられる勇気を持ち続けたいものです。
私の友人に、きわめて問題解決能力の高い人がいます。
彼は、良い意味で「自分」がありません。
問題解決に有益なことは、自分の主義主張と違っても、
柔軟に取り入れるのです。
そんな彼を須崎は尊敬しています。
また、とあるセミナーで
問題解決の秘訣は、決意と柔軟性だと教わりました。
つまり、
手段を自由に選べる柔軟性を持ち、
失敗したまま終わらないことを決意している
ということです。
「できないのは何かを知らないからだ!
だから知ればいい!」
そう考えて生きています。
そんなことは教わっていない!
そんなことは本に書いていない!
そういう出来事にであったときに、
「大変興味深い!」と感じられる感性を維持したいと思っています。
もちろん、現実を分析しながらですが…。
「偏らず、捕らわれず、拘らず」の精神を大切にして 、これからも精進致します!