生肉がいいと聞いたのですが、大丈夫ですか?
こんなご質問をいただきました。
===
今手作りご飯をしているんですが…生肉がいいと聞きました。
スーパーで売られている挽き肉をそのままあげてると言うのですが、ちょっと心配で…やっぱり火を通した方がって思ってしまうのですが…本当に大丈夫なんでしょうか?
大丈夫なんであれば……
スーパーで大丈夫な生肉教えて下さい。
レバーはその日なら生でいいと聞きました。
もも肉なんかはどうですか?
===
本当はこれに「全方位的に分析して」解答することは難しいです。
というのも、いろんな要素を検討する必要があるからです。
実際に当院にそのお肉と、その子が来てくだされば、大丈夫かどうかを推定可能ですが、そういうわけにも行かないでしょうから、限られた情報の中だけでお話しします。
===
お断りしておきますが、あらゆるケースを想定した解答ではありません。
以下の返答を見て、気になることがあれば、それはそれで質問してください。ただし、質問する際には「優しく」質問してください。こうみえて、小心者なので、打たれ弱いのです。
また、限られた情報での返答ということと、実際に診療しているわけではないので、一切の責任は取れませんので、そのあたりは予めご了承下さい。
===
結論から申し上げると、
「大抵大丈夫です」
ということになります。
逆に、買ってすぐ食べる肉が食べられない様だと、そのスーパーの流通・鮮度管理に問題があるということになると思います。
ですから、一般論をここでお話ししていいのかどうかわかりませんが、「大抵大丈夫でしょう」としかお答えできません。
気になるのは病原体でしょうから、もし心配でしたら、病原体対策を取りつつ、食べさせたらいいかと思いますが、多くの方がスーパーの肉をそのまま 食べさせて問題ない様ですし、動物も個々で消化能力や、抵抗力は異なりますので、あとは、飼い主さんの判断にお任せするしかありません。
よく、「生でなければならない」とか、「加熱でなければならない」という話があります。
みなさんそれぞれがご自身の見解をお持ちになり、発現することはとても大切なことです。
ただ、大切なことは、
「実際やってみてどうか?」
なんですね。
生には生の良さがあるでしょうし、
加熱には加熱の良さがあります。
基本的に犬は雑食ですし、生態系のポジションとしてはスカベンジャーですから、極端な話、腐った肉でも大丈夫なことになっています。
もちろん、個々のケースによって異なりますから、一概にこれが正しいとか、●●でなければならない!などというような解答は通常できません。
欧米人が日本人の刺身・寿司の食文化を見て、抵抗を感じていた時代がありました。
私たちは日常生活で刺身も食べれば、サケのムニエルだって食べます。
それだけのバリエーションを許容できる身体をもっているのです。
須崎動物病院は、2000年の正式開業以来、食事が健康に与える影響を、飼い主さんとともに「じっくり」と考えてきましたが、8年間の結論としては、「通常、生でも、加熱でも、問題なく食べられる」子がほとんどでした。
ときどき、●●の肉がダメとか、●●の肉でないとダメ、というケースが「実際に」ありました。
しかし、それも今となっては、なぜそうなるのかが推定できるようになりましたし、原因を取り除くことで、昨日までダメだった肉が食べられるようになるケースも経験してきています。(こういう場合、問題の本質は肉の選択とは違うところにあることがほとんどです。そして、その原因は個々で異なるため、一つ一つ調べていくしかありません。)
ということで、断定的な解答はできませんが、
「大抵大丈夫でしょう」
ということになります。
もちろん、その方が大丈夫でも、「同じものを食べてうちの子がどうか?」はやってみないとわかりませんし、
スーパーが異なれば、結果が変わるかもしれないということはご理解下さい。
以上が須崎の見解となります。




























