朝吐くのはなぜ?
いろんな原因があります。
それは当たり前ですよね。
科学の大前提で
「条件が変われば結果が変わる」
という大原則がありますし、
もちろん、万能のナンパテクニックが存在しない様に
(たとえが適切かどうかは別として)
各家庭、個々のケースで原因はいろいろです。
原因がいろいろあるということは、
やることも個々のケースで異なるということです。
ですから、
「吐くのを止める方法は何ですか?」
という質問では適切な回答はなかなか得にくいという…
(偶然マッチする方法があるかもしれませんが…)
で、今までのいろいろなケースで原因を探ってきましたところ、
膵臓の原因を除去すると吐かなくなる
ことが多かったです。
では、とりあえずやるべきことは何かというと、
膵臓を休ませる
つまり、食事量と回数を減らす
ということです。
しかし、一般的には食餌の回数を増やすアドバイスを
なされることが多いのです。
このことで、確かに吐く回数が減ることもあるのですが、
吐く回数が減ることと、
根本原因が排除できることは
必ずしもイコールではないんですね。
で、うちには食餌の回数を増やして
こじれた子が多くやってきます。
症状を消すことに焦点を合わせすぎると、
本質を見逃してしまうという典型的なケースです。
食事の量を減らすと、
また吐き始めるため、飼い主さんは不安になるのですが、
「原因が除去できれば、症状は出る理由が無くなるんです」
とご説明させていただいて、何とかしのいでいただくと、
根本原因が除去できると、症状が消えるという…。
では、膵臓のトラブルの原因が膵臓に「のみ」あるかというと、
確かにそういうこともあるのですが、
その近隣の脾臓に根本的な原因があることもあるのです。
本当に原因はいろいろです。
だから、もう
「朝吐く現象の治し方は…」
という時代では無いのかもしれません。
食餌の回数を減らして、1週間程度で解決しない場合は、
積極的に根本原因を探った方がいいかもしれません。
動物の身体は機械ではありません。
問題には必ず原因があります。
症状を消すだけで安心するのは、
実は問題解決を先送りし、
深刻化させているだけかもしれないということがあるのです。
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