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2009年8月18日 (火)

最近西洋医学の医師のご来院が増えてきた

私は、西洋医学を完全否定してはいません。

しかし、西洋医学の方々は
おそらくうちのやっていることは理解できないでしょうし、
腑に落ちることなど無いと思っていたのですが…。

時代は少しずつ変わりつつあるのか、
ご興味をもたれる方が着実に増えてきているようです。


相手は専門家ですから、
専門用語で解説できる分、精神的に楽です。


また、私が当初想定していた様な、
意地悪なご質問もなく(笑)、
真剣な話になり、
「実は私も●●●●は●●だと感じているのです!」
という話等でむしろ盛り上がり、
結果的に長時間診療になることが多いのです。

で、一回だけ来て終わりかなと思うと、
ほぼ全員リピーターになられるという…。

腫瘍中に、IL-12やIFN-γではなく、IL-4が多いという話は、
免疫学を学んでいる方には非常に興味深く感じられるようです。

私が大学院にいた頃から10年経ちました。
その頃にはまだわからなかったことが現在ではわかっていて、
当時、真実と思われていたことが全くのウソだったとわかったり…。

生物学の知識は、固定しないから面白いんですよね。


===
AはBである!

とは必ずしも限らない。

正確には条件次第で結果は変わる。
===

という生物学の特性を押さえておくことは、
非常に重要なことではないでしょうか?


この様な感じで、うちにお越しくださる様な
西洋医学の先生方とは、
非常に良好な関係を構築できている様な錯覚に陥っている気がしている感じです。


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07:40 午前 須崎動物病院_診療 |

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