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2009年8月16日 (日)

皮膚のかゆみを消す方法

昨日、
●適切な質問には適切な解が返ってくるし、
●不適切な質問には不適切な質問が返ってきたり、
 全く返ってこなかったりする

というお話しをしました。



うちによくある適切な解答が返ってこない質問の例が、
「皮膚のかゆみを消すには何を塗ったらいいですか?」
というご質問です。


物事には、必ず原因があります。

何かを塗ったり、のんだりしてかゆみを止めても、
そのかゆみを生じさせた原因を取り除かなければ、
表面に出てこないだけで、問題は解決していないのです。

サイフにお金が無くなったら、サラ金からお金を借りればイイじゃん♪

というスタンスの方と同じなんです。

大切なので、もう一度申し上げます………お・な・じ・なんです。

このことを理解できて、実践できる方は、かなり優秀な方です。


通常は「だって、かゆかったらストレスが…」
という、「でも」「だって」切り返しをしてしまうものです。

ちょっと優秀だけど、残念な方は、
「頭ではわかっているんですが…」
というタイプの返答をなさいます。


しかし、口コミで、
「上記の様なことを私の目の前で言うと、
 私は笑顔で対応しますが、その陰ではかなり怒っている
 ということを知っている飼い主さん」
から紹介された方々は、どうやら恐ろしいらしく、
上記の様なことは決して口にされません。

どうやら、うちの診療にいらっしゃる前に、
予習してこられるんだとか…。

そんなに怖くないですよ。


ただ、飼い主さんが望む結果につながりにくいことに
固執しようとしていたら、あの手この手で引きはがします。
そのときに、キツイことを言うこともあるということです。


もっと気楽にいらしてください。


と同時に、
不適切な思い込み、信念、心情、主義は、
飼い主さんが望む結果につながりにくいと判断した場合、
軌道修正させていただきます。

それが、エレガントな方法なのか、
飼い主さんが泣き出す様な方法なのかは、そのとき次第ですが…。



話は元に戻りまして、
 原因を取り除く→症状が消える可能性
はあっても、
 症状を取り除く→体調が良くなる
はほとんど無いということです。


ですから、
●目に見える症状に焦点を合わせるのではなく(参考程度にはします)
●なぜ症状が出たのか?どこにどんな原因があるのか?

を追求していただきたいと思っているのです。

その際、
「生き死にに関わらない症状はどうでもいい」とうちでは考えます。


症状は、体内に何かがあるサインですから、
それを消したら、わからなくなりますね。

いつも飼い主さんに伺っているのですが、
「1.ちょっとでも煙が出たらウ〜ッとなる火災報知器と、
 2.ガンガンに燃えてから初めてなる火災報知器、
 1と2、どちらがよろしいでしょうか?」

通常の一般的な診療では、症状が出る原因を探ることが難しいのです。
だから、症状を消すしかないのです。

しかし、うちでは、その原因を探れますから、
症状は便利なサインとして活用できるのです。

ペットのデトックスが出来ていない、
飼育環境のデトックスが出来ていない、
それで「かゆみが治らないのですが…。」
と診療時に私に言ってしまったら…。

ご興味のある方は、ぜひ、お試しください!

ですから、初診の方はご安心ください。
ご存じないのですから責めたりしません。

最新の方は…ペットの体調改善が優先です!


皮膚がかゆいときは、
かゆみを消そうとするだけではなく、
「この子の原因探り、それを取り除いて、症状が出る理由を無くそう!」
ということが、第一優先だと考えているのです。

ぜひ、症状を消すのではなく、原因を探って、それを除去してください。

改善が全く異なりますから。

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07:29 午前 病気?アレルギー |

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