症状が消えたからと治療を勝手に止めると…
症状が消えたからと治療を
飼い主さんの判断で勝手に止めると…
数ヶ月後に、また、より深刻な形で診療依頼をいただくことがあります。
症状が消えたら、
次は、痛んだ組織修復をしっかり取り組んで、
再発しない身体作りをしないといけないのに、
「やったぁ〜、なおったぁ〜!」
と止めてしまう方が時々いらっしゃいます。
そして、数ヶ月後に、また具合悪くなって、
「何でですか!?」
と言われるのですが、
答え一発!
「あなたが途中で止めたからです!
フリダシに戻したのもあなたです!」
以上。
うちは、死ぬか生きるかの瀬戸際の子が多いため、
全て真剣勝負ですから、
飼い主さんのご機嫌取りなんて一切いたしません。
知らなかった…通用しません
だから、ジックリ教えます。
その都度わからないことは質問する様に申し上げておりますので、
それで質問しない・行動しないヒトは、
それなりの結論にいたり、
そこで学習する人は学習するし、
それでも学習しない人は同じことを繰り返す様に
世の中は出来ていると感じております。
辛い学習になる人もいるでしょう。
でも、のどの渇いていない馬を水辺に連れていっても水を飲まない様に、
いくら言ってもわからない人はわかりません。
昔はそこでわからせようと努力していた時期がありました。
しかし、人にはタイミングがあります。
受け取る準備が出来ていない方に
受け取れというのも、酷な話なのでしょう。
数々の経験から、どう考えてもそうだとわかってからは、
聞かれたら答えるけれど、
聞かれなかったら答えないという立場をやっと取れる様になりました。
「親切の押し売り」にならない様に心がけます。
ただ、感度の良い方には何かのヒントになれればと、
記事は書いていこうかなと思ったり、思わなかったり…。
ある飼い主さん曰く…
近所の動物病院では質問すると怒られ、
須崎動物病院では質問しないと怒られる…。
あなたの好みのアプローチをしてくれるところを
選べばいいだけですから、悩む必要は全くありません。
選択の余地がないのと、
選択肢が豊富にあるのと、
どちらが良いかといったら、
わたしは後者がいいです!