炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease ; IBD)について
当院には
炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease ;
IBD)
と診断された犬や猫が連れて来られるのですが、
「うちの子はIBDで(←決めつけてる!)、
原因もわからないし、もう治らないと言われました…。
でも、そんなことはないと思うので、ここに来ました。」
とよく言われるのですが、確かに
原因を探ってそれを排除すると、症状は消えるんですよね。
うちがおかしいのかもしれませんが、
原因があるから症状があるのであり、
症状が出ているということは、
原因が抜けていませんよ!
という解釈が出来れば良いのだと思いますが…。
原因を取り除いて、笑顔の飼い主さんにお目にかかれると、
「この仕事をやっていて良かったな」
と思います。
「もうこの病気は治りません。」
と、身もフタもないことを言うのではなく、
「今はまだ原因も治療法も解明されていませんが、
一緒に探しましょう。」
そんな獣医師でありたいと思っております。
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