「安楽死を考えて下さい」といわれた犬・猫
神経系の症状が強く、
対症療法も効果が見えず、
かかりつけの先生から
「もし、飼い主さんがこの子がこの状況で今後居続けることが苦痛に感じたり、
この子が辛そうならば、
『安楽死』も一つの選択肢ですよ。」
と言われた子がよく当院に連れて来られます。
そして私は、
「私も何のお約束もできませんが、
まずはできることからこの子の体力の許す限りやってみましょう。」
とご提案さし上げ、対処させていただいております。
そうすると、
「今までできなくなってきたことが出来る様になってきました!」
といううれしいご連絡をいただくことがあります。
昨日と今日の飼い主さんもそうだったのですが、
「ここに来るまでは、
毎日、今までできたことが一つ一つできなくなっていくのを
ただみているだけしかできない自分が情けなくて、
この子がかわいそうで、毎日泣きながら暮らしていました。
でも、須崎動物病院に来て、原因を取り除く治療を初めてから、
今までできなくなってきたことが、
一つ一つできる様になってきているんです。
時計が逆回りに動いている様に…。
ここに来る前は、悲しくて泣いていました。
でも、今は、うれしくて毎日泣いています(笑)。
同じ泣くなら、うれしい方が良いですよね。」
なんてことを言っていただけると、
こちらも涙腺がゆるんできそうになります。
(※意地でもゆるませたりしませんけど。)
まだまだ私も開業して12年目。
100点満点の人間ではありません。
できることより、できないことの方がたくさんあります。
「それは、あんただけじゃなくて、他の人もそうさ。
100点満点なんて、誰も達成できないんだよ。」
というご意見もございます。
それもごもっともだと思います。
でも、それを自分ができない言い訳にはしたくないですし、
「現状で満足」する様な低い基準で妥協もしたくない自分がいます。
100点満点は難しいかもしれませんが、
そこにできるだけ近づこうと努力はしているつもりです。
残念ながら、私の力不足で、
病気の犬・猫が100頭いれば治療法は99通りではなく、100通り
という、個々で探るしかない状況であり、
「マスター・キー(万能薬)」
がまだ見つかってはおりませんが(あるのかどうかも不明)、
これからも、
「マスタ・キー(万能薬)」を探しつつ、
現状できること(100頭いれば治療法は100通り)で対処していこうと思っている状況です。
だから、そんな駆け出しのペーペーである私を信頼して下さり、
実践して下さり、
結果を出して下さると、本当にうれしいのです。
これからも、日々成長し、
一つでも多くのことができる様に
がんばっていきたいと思います。
そして、当院を受診してくださっている方々、
この体験談がお役に立つならば、
ご活用の上、がんばってください。
(※もちろん、今までも充分がんばってくださっていることは理解しているつもりです。)
今回も貴重な経験をさせていただきました。
ありがとうございます。




























