生まれつき肝臓の数値が高い犬猫と、千葉の感謝セミナー終了について
今日は、朝9:30から、千葉で「感謝セミナー」を開催させて頂きました。
このセミナーは、予め参加者のご質問を伺って、それにドンドンお応えする形式なので、会場毎に内容が異なります。
飼い主さんの中には、まじめであるがゆえに、不適切な情報をつかまされた結果、今抱えている課題を解決するのに、全く本質的でない質問をしたり、心配したりしている方が珍しくありません。
診療でも、そういう事が多いので、必要性を感じたら、「その方向で考えても、『このケース』では、解決しないと思いますよ!」と、指摘させていただいております。
特にセミナーでは、そういう事が多いので、短時間でスッキリしていただけるよう、進行させていただいております。
今回の千葉会場は、こちらの想像を上回るスピードで定員に達したため、参加申し込みをお断りしなければならなかった方が多く、大変申し訳ございませんでした。またの機会にぜひ!
さて、毎回、中心的なトピックがいくつかあるのですが、今回の一つが
「生まれつき肝臓の数値が高い犬猫」
でした。
私の診療経験に、
「そう言われた子が『偶然』、生まれて初めて、基準値になった!」
というケースが少なからずあります。
この場合、
●肝臓そのものに問題がある場合
●肝臓以外の所に大きな問題があり、
そのトバッチリを肝臓が受けている場合
があります。
大抵、肝臓のケアは行うはずですから、それでも解決しない場合は、「原因は、他にある!」と考えるのが自然な流れではないでしょうか?
このような事があるため、「●●に良い食材」を食べても、見たてが正確でない可能性があり、そうすると、当然の結果として「なんだ、効かないじゃん!」という印象が出て来て、そこから、「手作りなんて…」という極端な意見になる方もいらっしゃる様です。
中には、なんでもかんでも、説明できない体調不良は全部手づくり食のせいにしちゃうツワモノもいます。
私の診療経験から、手作り食を始めるのはあまし難しくはないのですが、何でもそうな様に、突き詰めると奥深いものです。
これからも、適切な情報、ホントの所を提供させていただこうと思います。
次は神奈川会場です。参加者のみなさま、乞うご期待!
02:36 午後 ペットアカデミーペット食育協会(APNA) | Permalink | トラックバック (0)