薬草を野山で探せる様になる野外トレーニング in 山形
本日は故郷の山形で
薬草野外トレーニング in 山形
を薬草の師匠にお願いしました。
薬草って、図鑑で勉強しても、
実際の野山で探せませんよね…。
「だったら、薬草やハーブを買えばイイじゃん」
といわれそうですが、
薬草は、採取した時期で成分濃度が変わるし
加工過程で成分は変わってくるし…
となると、「この買ってきたものは…」
●薬草を採った時期は適切なのか?
●薬草を採った後の前処理は適切なのか?
●処理した後の抽出・加工法は適切?
●そもそも、ちゃんと入っているのか?
(えっ、そこから?と思われるかもしれませんが…)
などと、気にし始めたらキリが無くなりますが、
その買った薬草製品が
「ベストな状態」かどうかなんて
判断できる自信はおありでしょうか?
実際の薬草を使うと「使用感」が明らかに違うので、
だったら、
●自力で野山で見つけられる
●自力で加工できる
●市販の物で本物かどうかを見極められる
実力を付けたいと思ったわけです。
もちろん、来年もそこで採取出来るように、
根こそぎとってきたりしないという
自制心を備えた上で、
願わくは、自分で使える状態にまで処理できるようになりたいところです。
「そんなこと、業者を信用すれば…」
というご意見もあろうかと思いますが、
ねぇ……(笑)
それはそれとして、
「何事にも先達はあらまほしきもの」
でございます。
わからないヤツが
図鑑片手に山に入ってゼロから探しても
徒労に終わるのが落ちです。
こんなときは、費用がどんなにかかっても、一流の先生に教わることにしております。
本当は、父親に習いたかったのです。
私の父は、毎週野山に入っていたので、どこにどんな山菜・薬草が自生していて、どのタイミングで採取したら良いかを熟知していました。
しかし、1998年に脳梗塞となり、まだ生きてはおりますが、父から学ぶことは叶わなくなりました。
こんな経験から、僕は、
「いつでも学べる」
「いつか学ぼう」
と先延ばしにしたことを
大きく後悔したことがあるのです。
「先生」が
いつまでも「先生」であるとは限りません。
学びにはタイミングが重要です。
ということで、
例えばキノコを採取する際に、
野山に入ると、匂いで
「ここにはありそうだ」
「ここにはなさそうだ」
とわかる
この道四十数年の薬草のスペシャリストに
●実際の野山に行って
●薬草を五感で感じとり
●普通の人が見たらただの葉っぱの群衆
の中から
●目的の薬草を探し出せる様になる
ためのトレーニングをしていただきました。
達人に手取り足取りお願いして
一種類で良いので、
どこに行っても探し出せるようになりたい
と思って、昨年から行っております。
お恥ずかしながら、私は、
子供の頃に野山に入って
いわゆる野草遊びをすることなく、
●外で野球・サッカー
●家でブロック崩しかウルトラマン
という幼少期を過ごしたので、
たとえ
●時代的に食べられるものがなかったから
という理由とはいえど、
野山で
●食べられるもの
●クスリになるもの
を探せる能力にあこがれます。
また、達人達も高齢になるにつれ、 野山に入るのも難しくなってきて、 その「生きた知恵」が継承されることなく 失われていくことが、残念でなりません。
しかし、
私もタップリ時間があるわけでも無く、
現在、数ヶ月に一度、
山形に行ってトレーニングを受けております。
これまたお恥ずかしい話ですが、私は、
一回ではほとんど覚えられませんでした。
もう、何度も山に入って、
何度も同じ植物を、
季節を変えて観察して
「気がついたら覚えていた!」
状態にするしかないと腹をくくっております。
ひょっとして、同じ様に
●野山で薬草を探し出せる実力
を付けたい方がいらっしゃるかもしれない
ということで、
一緒に学びたい方にはご参加いただける様に
させていただいております。
今回は、「皮膚トラブルにつかえる薬草」
を中心に、学ばせていただきました。
以下の現場で、
糖尿病や便秘に使う
カキドオシです。
「これなーんだ?」
と聞かれると、
全くわからない
↓
さっき聞いたけれど忘れた
↓
また忘れた
↓
えぇ〜と…、あっ!カキドオシ!(ホッと安心→油断)
↓
また忘れた…(笑)
↓
あっ!カキドオシ!
↓
覚えてますよ!カキドオシ!
↓
カキドオシ!糖尿病と便秘!
↓
カキドオシ!糖尿病と便秘!
↓
カキドオシ!糖尿病と便秘!
↓
さて、場所を移動して探せますか?
↓
わからん…
↓
あっ、わかった!
↓
また、場所を移動して探せますか?
↓
あっ、わかった!
↓
また、場所を移動して探せますか?
↓
あっ、わかった!
こんな感じで、少しずつわかる様になっていく感じです。
こうやって写真で見たらわかるかもしれません。
しかし、野山で探せるかどうか?
薬草として使える時期の物か?
参加者は、メモと、
山形弁の解読に
脳がフル回転です。
これは、精力剤(元気になる)ヤマイモの葉っぱです!
このツルをたどって、土を掘り、
あの根っこを食べます。
師匠曰く
●植物には全て名前が付いており
●「雑草」などという植物はない
●それぞれに意味・意義がある
●ただ、得意分野が違うだけ
●だから得意な物を合わせるブレンドが大事
●皮膚は皮膚だけで機能しているわけではない
●皮膚は各種臓器とつながっている
●だから、皮膚トラブルとはいえ 皮膚に有益な薬草だけを使っても不十分
●オーケストラで全ての楽器が自己主張が強かったらダメなのと一緒で、強い作用の物を合わせるだけでもだめ
●配合の妙が大事
●俺は四十数年こればかりやってきた
●すぐに出来る様になれとは言わないし、それは無理!
●だから、同じことを繰り返し、徹底的にマスターしなさい
●忘れていたからといってガッカリしなくていいから、淡々と続けなさい
●ただし、自発的に強く「習得したい」 と思わなかったら、覚えられないからね。
とのことでした。
これって、何にでも言えますよね。
なんの興味も無い方からみれば、 ただの緑の原っぱが、
ある興味を持ってみれば、 自然の恵みに感謝!の原っぱになる!
コンサートやディズニーランドの感動が写真やレポートでは全て伝えられないのと同じで、この五感を使った経験は、本の勉強では得られないことが多すぎです。
昼食はログハウス三百坊で
カレーをいただきました(セミナーの昼食はカレー)
このカレーの奥にサラダが見えると思いますが、山形名物「食用菊」が添えられておりました。
食後に本格的なコーヒーもいただきました。
この「ログハウス三百坊」では、スノーモビル・スクールがあります。
「運転してみたい!」という方は、一泊二日で乗りこなせる様になるそうなので、是非、チャレンジしてみてください。(初日午後→アクセル・ブレーキの練習、二日目→実車練習)
※下の写真は模型です。
詳細はこちら
↓↓↓
「ログハウス三百坊」のサイト
午後の実習をしているときに、自然の野山ならではの出逢いが!
どこに何がいるかわかりますか?
ここですよ!
正解は…猿でした!
今回も、学びと収穫の多い一日でした。
次回は来年!(募集はメルマガで行いますので、ご登録を!)
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07:49 午前 ペットアカデミー須崎動物病院_診療ペット食育協会(APNA) | Permalink