気胸を患った犬が復活した話
呼吸が辛くなり、動物病院を受診したら、肺に穴が開く「気胸」という診断をされ、3件の動物病院で安楽死を提案され、その話が近所の犬友に伝わり、最後かもしれなかった通院の際に近所の犬友から「涙をこらえた見送り」を受け、4件目でも安楽死を提案され、それならばと自宅で余生を過ごすことを飼い主さんが決断し、奇跡を信じて「アレコレ」やったら、一週間で呼吸が安定し、検査の結果「空いた穴」がふさがっていると西洋医学的検査で確認され、獣医さんが「こんなこと経験したことがない…」と、不思議がり、犬友達からは「死ぬ死ぬ詐欺だ!」と言われる(もちろん、冗談でですよ。そんな冗談が言えるぐらい回復できたという意味です。)元気な犬がご来院♪
多くの飼い主さんは、体調不良に病名がつくと、
「よしっ!解けない問題はやってこない!あの手この手で取り組もう!仮に解けなかったとしても、最後まで取り組むことで、経験値が上がる!何れにしても落ち込んで立ち止まっても何も解決しないし、不安でいっぱいになったら、それがペットには呪いとなって伝わるから、今できるベストを尽くす!結果は委ねる!」
という思考にならず、なぜか落ち込んだり、現状=死と曲解したりして、暗くなり、立ち止まる方がいらっしゃいます。
泣いて解決するなら泣いたらいい。
立ち止まって解決するなら立ち止まったらいい。
オロオロして不安に打ちひしがれて解決するならそうしたらいい。
でも、行動することでしか変わらないのです。
と申し上げると「わかっているけれどできない」とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。
しかし、厳しい正論を申し上げるなら、結果は行動で生まれるものだから、何もしなければ何も変わらないので、それは本当の意味でわかっているとは言いません。
知っているだけ、聞いたことがあるだけです。
そして、脳は考えたことを現実に反映させる臓器だから、立ち止まって不安なことばかり考えていたら、そうなるような行動(何もしないなど)を選択するものです。
このようなことから、いざという時に、自分がどう立ち居振舞うか(誰の協力を得るか?その協力が得られなかった時の次善の策は?今はそれがベストだと思っているけれど他にはないのか?事前の策に繋がるための人間関係の準備は?など)を検討、シミュレーションしておく必要があります。
しかし残念ながら、私を含め、「何か」が起こってから慌てる人が多いのも、これまた現実です。
準備をしていても「なるようにしかならない」のですが、準備がなかったら「解決できたかもしれない選択肢」の存在にすら気付かず、後悔するかもしれません。
ところが、この飼い主さんは、何かがあってからあわてたのではなく、何もない時からベストを尽くされていました。
もちろん。「気胸になったらどうする?」とまでは考えは及びませんでした(当然ですが…)。
しかし、「有事の際にどこに頼るか?」は決まっていらっしゃったので、その人脈を通じ、問題を解決されした。
かかりつけの先生方は、なぜこうなったのかは分からず、「こんな経験はしたことがない!」と、首をかしげる状態だそうです。
しかし、同業の諸先輩方に生意気を申し上げる様で申し訳ございませんが、やはり「余命宣告など、大きなお世話!」なのです。
いざという時に、自分の手元に解決策のカードがなくても、誰かは何か方法をご存じかもしれません。
そんな時のために、日々の実践と、人間関係などを大切にし、いざという時に折れない心も日々育んでおきたいものです。
それにしても、良かった!
がんばれよっ!犬っ!
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