「皮膚病」と診断された犬猫は本当に「皮膚が弱い」のか?
◆愛犬・愛猫の原因不明の謎の病気の原因を探るセミナー2015 皮膚病編
2015年1月17日(土)、「原因療法的視点から観た愛犬・愛猫の皮膚病対策セミナー」を開催しました!
この日は午後から「原因療法的視点から観た愛犬・愛猫のがん・腫瘍対策セミナー」も開催したので、日本全国から東京都八王子市にご来場いただきました。
◆皮膚病は皮膚が弱いのか?どのシャンプーが最高なのか?
皮膚病というと、
★皮膚が弱いから、皮膚をケアしなければ
★皮膚の炎症を落ち着かせなければ
★皮膚のグチュグチュを抑えなければ
★何のシャンプーを使ったら良いのか?
★どのグッズが最高なのか?
という思いや質問をしている飼い主さんが多いのですが、「あなたのやってきたことは、現在得ている結果を出すことに成功している」という人生の原理原則から見つめ直すと、
「ひょっとしたら自分が今、一生懸命取り組んでいることの延長線上に治癒は無いかも…」
という視点も大事です(あなたのことを完全否定しているのではありません)。
◆皮膚病の原因は必ずしも皮膚にはあらず
そこで、原因療法(なぜこの症状が出ているのか?この形態変化が起こっているのか?の原因を探って取り除く治療法)的視点から皮膚病を見つめると、どんなことが起こっているかを「治癒例」と共にご紹介いたしました。
これまで8年間、バイオレゾナンス療法を用いて原因療法に取り組んできた結果、いろいろなことがわかりました。
その一つが、「皮膚病は皮膚に問題があるわけではなく、内臓の問題が皮膚にサインとして出ているだけ」ということがあるということです。
皮膚病とは関係ありませんが、例えば、「ストレス性の下痢・便秘」があります。
これは、脳で考えたことが神経を介して腸に働きかけ、下痢や便秘に繋がるという状態で、つまり「原因部位」と「症状の出ている場所(結果)」が離れている例です。
これと同様に、体内で起こっている問題をお知らせすべく、体表に「皮膚病」という形で出ていることがあるのです。「チョコレートの食べ過ぎで吹き出物が出る」のと似たような所があります。
◆「皮膚病の治し方」は存在しません!
原因が異なれば、アプローチは変わってくるので、具体的な方法は個々のケースで異なります。
ですから、「皮膚病を治すためには何をしたらいいのですか?」という質問をしていると、「万能な皮膚病の治し方」など存在しませんし、質問が適切では無いため、「結果をもたらす答え」に出会えないため、悩む可能性が高いです。
そもそも「治す」の定義が、対症療法を好む方と、原因療法を求める方とでは異なります。
前者は「とにかく目の前の症状が消えさえすればそれでいい」とお考えになりますし、後者は「えっ!原因取り除かなかったら、薬なんて症状をただ抑えているだけなんだから、薬の効果が無くなったらまた元に戻るじゃん…。」とお考えになります。
個人的にはどちらでもいいと思います。
ですから、「薬を使って皮膚の症状を抑えた」ことを、「治った!」と解釈してもいいし、「原因を取り除いたから症状が出る理由が無くなった状態」を「治った!」と解釈するかは、飼い主さん次第なのです。
ただ、望む結果が異なるなら、アプローチは変わるということは覚えておく必要があります。
◆アレルゲン検査は意味がない?
それと、参加者からの事前質問の中に「アレルゲン検査は意味がありますか?」というものがありました。
その方は多頭飼いの方で、ある子は元気で何も問題が無さそうなのに、アレルゲン検査をしてみたら陽性項目がたくさんあって、食べるものが無い位だったそうです。
一方、同居犬で、皮膚トラブルが絶えない子を同時に調べたら、陽性項目が何も無かったということがありました。
なぜでしょうか?アレルゲン検査に意味はあるのでしょうか?
というご質問です。
この様なケースは須崎動物病院では日常茶飯事なので、今まで経験してきたケースから解説させていただきました。
◆ネットの情報で混乱するより、時間を買うためにセミナーに参加します!
当院のセミナーにお越し下さる方々は、知りたい気持ちが強い方がほとんどなので、私も、「専門的なことを楽しく学べる空間」を意識してセミナー進行しております。
また、全国各会場で事前に頂く質問が異なるため、「各会場でセミナー内容が変わる!」と、それが楽しみで複数会場参加される方もいらっしゃいます。
「自分で調べてネットの情報で混乱するより、時間を買うためにセミナーに参加します」
という意識の高い方々と接することで、私も普段言わないことを会場で言うことがあります。
その一方で、必ず開催直後に「今知りました。アンテナを張るのが遅かったみたいです…。次の開催はいつですか?」という方がいらっしゃいます。
アンテナを張るのが遅かったので、それは仕方ありません。
次の開催はいつになるかわかりませんが、須崎動物病院では日々新しい発見がございますので、次やるときはさらにパワーアップしたセミナーを開催できると思います。ぜひ、メルマガや当ブログ、twitter、facebookなどをチェックしておいてください。
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傷つけない、痛くない、むしろ気持ちよさそう!
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10:49 午前 ペットアカデミー病気?皮膚病・アトピー原因療法 | Permalink