「一生治らない病気」との付き合い方
当院には、「一生治らないから、薬でコントロールするしかない」と言われて、長年薬をのみ続けているペットが連れて来られます。
須崎動物病院は原因療法を行う動物病院なので、
●他院で「一生治らない」のは、原因をそのままにしているからで、なる様になっているのであり、不思議なことは起こっていない
●須崎動物病院で「一生治らないと言われたペット」が改善することがあるのは、原因を探って取り除くから、症状が出る理由が無くなる
ということで、両方とも正しいと思っております。
いろいろな飼い主さんと接していると、ほとんどの方は「治したい!」という気持ちの方が多いのですが、中には問題を解決することよりも、「どうせ治らないんだからと諦め、病気の子を心配して世話している自分」の状態の方が大事という方もいらっしゃいます。
こういう方は、どんなに説明しても、本質的な解決に重要なことに取り組んでもらえず、本質的な解決にはどうでもいいことを一生懸命やり、結果的に悪化していき、「やっぱり、どうせ頑張っても治るわけがない…」と落ち込んでいくというストーリーになりがちです。
「人は皆、今得ている結果を得ることに成功している」
という言葉通りだなぁ~と、私も学びになっています。
一方で、「頑張っているのに結果に繋がらないということは、何かが違うと思うのですが、方向が違うのか?そもそも努力が足りないのか?」と考える飼い主さんもいらっしゃいます。
どちらが正しいのか…
と、よく考えた時代がありましたが、
●治す努力をするのも道
●どうせ治らないと諦めるも道
と、飼い主さんのご希望に合わせることも大事なんだなという境地に至りました。
本気で治したい方は、最初から全力で取り組まれます。
一方で「どうせ治らないんだと諦めた方」は、「最小限の努力でなんとかやり過ごせたら…」と考え、その様に行動し、あとで
「忙しくてナカナカできないんです…」
「やろうと思うんですが、嫌がるんです…」
「週に一度やってます!(毎日ヤレっていっただろ?)
「やっぱり必要ですか?アレ?」
というリアクションが返ってきたりします。
昔は「ちゃんとヤレっていっただろ!」などと思っていた時代がありましたが、人はそれぞれ価値観が違うから、一度言って全く違うことをやったということは、「そこまでは望んでいらっしゃらないのだな」と考える様になりました。
でも、治っていくケースをみると、
●症状が出るには症状が出る原因が必ずあり
●その原因を探ってから症状を緩和することが大事
●でないと、症状が消えると飼い主さんは油断するから
●体内から原因を取り除くことはもちろん大事
●原因の増殖部位、侵入部位の対策も大事
●環境からの再侵入を防ぐことは大事
●飼い主さんや他の動物が原因をまき散らしていることもある
など、いろいろ考えるべきことが増えて来ます。
飼い主さんは欲しい結果を作り出す原因を選択する必要があります。
●面倒だからしない
●望む結果が欲しいからヤル
どちらでも結構ですが、須崎動物病院では、どちらでも対応しておりますので、「これ以上悪化したら自力では復活できない状態」になる前に、ご相談ください 。
それと、原因療法に取り組んでいる動物病院はうちだけでは無いはずですので、何でもないうちに、行けそうな所にある「原因療法に取り組む動物病院」を探しておいてくださいね。
突然、大変な状態になってから「原因療法に取り組む動物病院」を探したものの、探せなかったり、予約が取れなかったりして後悔する飼い主さんをよくお見受けするので、こうやって啓蒙活動をしている次第です。
飼い主さんの努力が報われますこと、願っております。
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