呼吸器症状→初動の遅れが全てでした…
春先になると
●急な呼吸器症状
●急に足腰に力が入らなくなる
などの症状が出て驚く飼い主さんがいらっしゃいます。
人は突然の出来事が起こったときに、普段の考え方が結果に影響してきます。
過日、印象深い出来事があったのでご紹介いたします。
なお、新しいことを学ぶには知的スタミナが必要です。
須崎の文章は、一見わかりやすいが誤解の多い「言い切り型」の文章ではない長文のことがあるため、途中で息切れする方もいらっしゃると思いますが、「知識は力」であり、いざという時に問題解決力を発揮できるかどうかは、その時までに準備していた「選択肢の数」に影響を受けます。
今回の文章も長いのですが、とても大事なことでありますので、ここは「知的スタミナのトレーニング」と割り切り、「この情報を実生活にどう活かすか?」と考えながらお読みいただけますと、きっとお役に立てるはずです。
できましたら、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
では、早速行きましょう!
◆急に呼吸器症状が出た二頭の犬
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過日、同じように呼吸器症状が出た犬の飼い主さんが二家族ありました。
同じように動物病院でレントゲン検査等から「肺炎ですね」と診断されました。
そして同じように、「抗生物質(菌を殺す)とステロイド(白血球の活動を止める→炎症反応弱まる→症状落ち着く)投与」を提示されました。
そしてこれまた同じように服薬をすることになりました。
◆症状を抑えて原因も探って取り除いた
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しかし一方のご家庭では抗生物質とステロイドの投与をしつつ、別の動物病院で原因(なぜこの呼吸器症状が出ているのか?)を探ってもらい、それを体内と室内から取り除く対処をしました。
症状を抑えつつ、
●体内の原因(症状の元)と
●環境中の原因(再発の元)
を取り除いた結果、呼吸器症状は落ち着き、元の元気な姿に戻りました。
◆症状が落ち着いたから安心した
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一方もう一家庭では、抗生物質とステロイドの投薬で症状が落ち着いたから、「治った!」と安心してしまい、再発防止策に取り組むことはありませんでした。
それで治ればよかったのですが、一週間分の抗生物質投与が終わって安心しきっていたら、なんと三日後に再発しました。
かかりつけの動物病院に駆け込み、同じ抗生物質を投与してもらいました。
◆症状が落ち着いた薬が今度は効かなくなっていた!
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ところが今度は全く症状が落ち着かず、仕方なくステロイド薬を増量しましたが、それでも症状が落ち着かず、まず呼吸器症状を落ち着かせようと、できる限りの対症療法に取り組みました。
そして、焦る気持ちでネット検索をして「原因療法」を知り、診療を申し込みましたが、完全予約制でスグに対応してもらえるタイミングではありませんでした。
そして、再発してから一週間後に苦しみながら亡くなってしまいました…。
動物医療に取り組んでいると、こんなケースによく出くわします。
こんな時、どう考え、どう行動したら良かったのでしょうか?
◆症状は不快だが健康を取り戻すために必要な反応
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普段から申しておりますが、
●症状は白血球が異物を攻撃したときに出る反応
●よって、症状に「悪いもの」はなく
●不快だが健康を取り戻すために必要な反応
●生死に関わる症状は消した方がいい場合もあるが
●そのときは再発防止に必ず原因を取り除いておくこと
●可能なら体内だけでなく環境の原因も取り除いておくこと
です。
◆確証バイアス
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これを、「確証バイアス」を通して
●他人事の話
●うちは関係ない
●なってから考えればいい
とのんきに構えていると、あるとき突然「試練」がやって来ます。
試練は、その人のそれまでの準備次第で、スッキリにもガッカリにもなります。
◆死ぬときは死ぬし生きるときは生きる
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もちろん、普段からケアをしていても短命で終わる子はいるでしょう。
私の周りにも、健康にストイックで「健康のためなら死ねます!」という方が少なからずいらっしゃいますが、いろんなことを我慢したり、節制していたのに、30代で急逝される方もいらっしゃいます。
一方で、不摂生の極みの様な方が、90代なのにピンピンしているケースもあります。
こういう両極端を経験させていただくと、「死ぬときは死ぬし、復活するときは復活するね。そうだ!死ぬまで生きるから大丈夫だ!」そんな気持ちになります。
ですから、「なる様にしかならない」と達観できたらいいんだと思います。
◆納得して看取れるか?亡くなってから後悔するか…
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しかし、現実はちょっと違っていて、「たら・れば」の話をしても仕方ないとはわかっていても、「あの時こうしていたら、この子は死なずに済んだのではないだろうか?」などと、ご自身を責める様な方が多いのです。
私は、メンタルケアのトレーナーでもあるので、ご縁のあった方の相談・カウンセリングを対応させていただくことがありますが、同じ亡くなるでも、「いろいろ精一杯やってあげられた!」などの納得度が高いと、気持ちの整理がつきやすいものです。
一方で、情報と選択肢が限られていて、「その時は精一杯やっていたつもりだったが、振り返ってみるともっと色々してあげられたことが沢山あることに気がついた…でも、時既に遅しだった…」と後悔して、なかなか気持ちの整理がつかないケースもあります。
どちらが良いというわけではありませんが、周りの影響を考えたら悲しいのは別として、納得して気持ちの整理が早く付く方が、その方にとっても、亡くなったペットにしてもいいような気がします。
◆良かれと思ってしたことが返って混乱させる
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いろいろ知っている人間からすれば、「なんでその状況でそれに全力で取り組むの?」と言いたくなることはありますが、それはいろいろ知っているからそう思うだけで、いろいろ知らなかったら、選択肢が少ないわけですから、「それがいい」になるんだと思います。
そしてそれを無理矢理「いろいろ知っている側の視点」を提示すると、処理しきれず、戸惑い、混乱し、急に「新しい視点」が気になりはじめたりします。
しかし、諸事情(家庭環境など)から取り組みにくく、後ろ髪を引かれる思いで元の視点に戻り、でも「やっぱりあっちの方がいいのかな?」と思うけれど、家族の同意が得られず、モヤモヤしながら今のやり方を続けて、結果的に望まない結果に繋がった…
なんていうことになったら、「なんで私が勇気を振り絞って、新しい視点に行こうと家族を説得しなかったのだろう…」と自責の念に駆られることが多いのです。
◆知らない方がいいこともある
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ある飼い主さんがこうおっしゃっていました。
「知らない方がいいことって、あるじゃないですか?」
おっしゃる通りです。
身の丈に合う、処理能力の範囲で視点・選択肢を選ぶことが大切だと思います。
ただしその言葉を発する場合は、「今のアプローチでダメだったとしても、全て受け入れます」という覚悟が必要です。
そういう飼い主さんはそういう飼い主さんで素晴らしいと思います。
◆弱さと正義を振りかざすのは暴力
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ですから、「新しい視点」がその人にとって望む結果に繋がる可能性が高くても、それを提示することが必ずしもその人にとって幸せに繋がるとは限らないということは私も常に意識しております。
弱さと正義を振りかざすのは暴力ですし、親切の押し売りになってしまいますから…。
◆そんなことがあるなら、早く言ってよ…
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ただ、知識が力になる、知的スタミナのある方もいらっしゃいます。
「そんなことがあるなら、早く言ってよ…。」
という方は、いろいろ知ることで選択肢が増え、問題解決力が高まるものです。
そんな方のお役に立てればいいなと思って、須崎は情報発信しています。
◆知識が力になる方のための媒体
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もちろん、先の二つの家庭は、どの方も悪いわけではありません。
みんな「出来る範囲の精一杯」に取り組んでくださっています。
ですから、誰も責められるようなことは無いのです。
ただ、選択肢が多いか、少ないかで、得られる結果が変わる「こともある」というだけです。
ですから、この文章も、知識が力になる方の選択肢を増やしたり、気付きや復習のために書いています。
「知らない方がいいことって、あるじゃないですか?」という言葉通り、新しいことを知ると混乱する方には、悩みを増やすことになるかもしれません。
そんな方にはご迷惑になっているかもしれませんが、頭の片隅に「そんなこともあるらしい」と記憶に止めておいていただけたら、将来何かの役に立つかもしれませんので、気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれませんが、お付き合い下さり、ありがとうございます。
◆転ばぬ先の杖→「体内除菌」と「環境除菌」がへこたれない身体作りの第一歩
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そして、知識が力になる方へのアドバイスとしては、いざという時に備えて、
●症状が出たら症状を消すかどうかは別として「体内の原因を減らす」
●再発防止のために「環境の原因も減らす」
●最終的には何もしなくても多少のことでは動じない身体にする
を実践していただき、納得いく愛犬・愛猫生活を送っていただきたいと思います。
もちろん、症状が出てからでは遅いので、症状が出る前から取り組まれる方がオススメではあります。
どんなジャンルでも、
●予防は最大の治療
です。
転ばぬ先の杖を準備しておくか?転んでから杖を発注するか?それは「自分次第」なのです。
以上、大阪移動式診療で感じたことを書いてみました。
誰かの何かにお役に立てば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
追伸:「なんの準備をしていたらいいんだ?」と思われた方は、以下の情報を参考にしてください。
あなたと愛犬愛猫が、長く健康に過ごすための知恵を学ぶ
我が子の身体の中に必ずある、症状の根本原因を調べ、取り除く「原因療法」で活躍する「バイオレゾナンス・メソッド」を、須崎が簡単にお話させていただきました。
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