2016年6月 5日 (日)

胸水が無くなった理由とは?

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かつて、胸水が貯まっては抜き、貯まっては抜きをしていた犬がいました。


「抜くしか無いと言われました…。」


と、落胆されていた飼い主さんが今でも印象に残っています。




当院では対症療法ではなく原因療法を行っておりますが、原因療法的な視点では、

●胸水が貯まるのは肺に炎症があるから
●炎症があるのは白血球が闘っているから
●白血球が闘っているのは異物があるから
●肺がおかしいわけでもない
●肺がポンコツな訳でもない
●肺が弱いわけでもない


ということで、肺に潜む「異物」を探り、取り除いたところ、胸水が貯まらなくなりました




原因を残したまま、水を抜き続けてきたことに何の疑問を持たなかった自分たちは…と飼い主さんがご自身を責めようとしたので、

「これが正統かつ普通の動物医療なんです。ですから、ご自身を責めないでください。」とお伝えしました。




ものごとは、いろいろな側面があり、見る側もいろいろな視点を持つことが出来ます。


僕は、望む結果に辿り着くまでは100万通りの方法があると思っておりますので、
●百回失敗しても百一回目があると考えますし、
●何かの手段に固執することもありません



何でもそうですが、原理原則が大事で、特に今回の胸水の場合は、
水がたまって呼吸が苦しくなるから水を抜く
ことは対症療法的に必要なことではありますが、

水がたまる原因を取り除いて、水がたまらなくなる様にする
ことも


「同時に」

大事なのです。



原因を抜いているつもりなのにまた貯まる…ということは、
●原因が取り除けていない
●原因が再侵入を繰り返している

事を意味します。



やっているのに「努力が報われない。この方法でいいのだろうか?」という場合は、大抵、なにか見落としがあるものです。




いつもの繰り返しになりますが、症状が出たときに大切なことは、「薬を使って症状を消すだけ」では治ってはいないということです。



大抵の方は症状が落ち着くと「治った」と解釈するようですが、それは必ずしも正しい認識ではありません



症状を消しただけで原因を残してしまうと、身体の奥底で原因がくすぶり、また出火する可能性があります。

ですから、あなたの治ったが本当に治ったのかを、今一度確認する必要があるかもしれません



これからも、原因療法を通じて、悩める飼い主さんのお手伝いができる様、日々努力したいと思います。



また、真剣な飼い主さんの転ばぬ先の杖、今とは違う視点・選択肢を提供できるセミナー学習教材を展開しています。

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2016年5月24日 (火)

急に顔が腫れて、3日で引いた話

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先日の電話相談で、

「急に顔が腫れて、二ヶ月前にチェックしていただいたときの処方で対処したら、3日で腫れが引いたのですが、あれは何が原因だったのでしょうか?」

と相談されました。




私の予測では

●三日で腫れが引いたということは、腫瘍では無い
急性の炎症
●炎症ということは白血球が正常に処理した
●白血球が闘わねばならなかった異物がいた
●二ヶ月前のもので処理できたということは、まだ部屋にそのときの異物が残っていた
●室内除菌が不十分だったか、他の動物がもっていたか…

という話をしたら、

「なるほど、思い当たることがある」と…。




通常、炎症は一週間続くので、それよりも短期で落ち着いたということは、自然の処理速度以上に、異物の減るスピードが速かったからかもしれません。

そして、二ヶ月前の処方が未だに機能しているということは、同じ原因が環境にまだ残っていた可能性があるのです。




いずれにしても、備えあれば憂い無し


賢く準備しておきたいものです。




それと、

症状を抑えること

原因を減らすこと

セットで行わないと、意味がありません


くれぐれも、症状を抑えただけで安心しないでください





ときどき、
「獣医さんは痛みの原因物質をお薬で抑えてくれるから、どこでも原因療法をやってくれていますよね?」

と言われることがあります。


僕はそういうときは、「そうですねっ♪」と笑顔で対応することにしてあります






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2016年4月15日 (金)

呼吸器症状→初動の遅れが全てでした…

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春先になると
●急な呼吸器症状
●急に足腰に力が入らなくなる
などの症状が出て驚く飼い主さんがいらっしゃいます。

人は突然の出来事が起こったときに、普段の考え方が結果に影響してきます

過日、印象深い出来事があったのでご紹介いたします。



なお、新しいことを学ぶには知的スタミナが必要です。

須崎の文章は、一見わかりやすいが誤解の多い「言い切り型」の文章ではない長文のことがあるため、途中で息切れする方もいらっしゃると思いますが、「知識は力」であり、いざという時に問題解決力を発揮できるかどうかは、その時までに準備していた「選択肢の数」に影響を受けます。


今回の文章も長いのですが、とても大事なことでありますので、ここは「知的スタミナのトレーニング」と割り切り、「この情報を実生活にどう活かすか?」と考えながらお読みいただけますと、きっとお役に立てるはずです


できましたら、最後までお付き合いいただけますと幸いです。


では、早速行きましょう!






◆急に呼吸器症状が出た二頭の犬
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


過日、同じように呼吸器症状が出た犬の飼い主さんが二家族ありました。

同じように動物病院でレントゲン検査等から「肺炎ですね」と診断されました。

そして同じように、「抗生物質(菌を殺す)とステロイド(白血球の活動を止める→炎症反応弱まる→症状落ち着く)投与」を提示されました。


そしてこれまた同じように服薬をすることになりました。





◆症状を抑えて原因も探って取り除いた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


しかし一方のご家庭では抗生物質とステロイドの投与をしつつ、別の動物病院で原因(なぜこの呼吸器症状が出ているのか?)を探ってもらい、それを体内と室内から取り除く対処をしました

症状を抑えつつ、
●体内の原因(症状の元)と
●環境中の原因(再発の元)
を取り除いた結果、呼吸器症状は落ち着き、元の元気な姿に戻りました





◆症状が落ち着いたから安心した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


一方もう一家庭では、抗生物質とステロイドの投薬で症状が落ち着いたから、「治った!」と安心してしまい、再発防止策に取り組むことはありませんでした

それで治ればよかったのですが、一週間分の抗生物質投与が終わって安心しきっていたら、なんと三日後に再発しました。

かかりつけの動物病院に駆け込み、同じ抗生物質を投与してもらいました。





◆症状が落ち着いた薬が今度は効かなくなっていた!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ところが今度は全く症状が落ち着かず、仕方なくステロイド薬を増量しましたが、それでも症状が落ち着かず、まず呼吸器症状を落ち着かせようと、できる限りの対症療法に取り組みました。

そして、焦る気持ちでネット検索をして「原因療法」を知り、診療を申し込みましたが、完全予約制でスグに対応してもらえるタイミングではありませんでした。

そして、再発してから一週間後に苦しみながら亡くなってしまいました…。



動物医療に取り組んでいると、こんなケースによく出くわします。


こんな時、どう考え、どう行動したら良かったのでしょうか?





◆症状は不快だが健康を取り戻すために必要な反応
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


普段から申しておりますが、
●症状は白血球が異物を攻撃したときに出る反応
●よって、症状に「悪いもの」はなく
不快だが健康を取り戻すために必要な反応
●生死に関わる症状は消した方がいい場合もあるが
●そのときは再発防止に必ず原因を取り除いておくこと
●可能なら体内だけでなく環境の原因も取り除いておくこと

です。





◆確証バイアス
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


これを、「確証バイアス」を通して
●他人事の話
●うちは関係ない
●なってから考えればいい
とのんきに構えていると、あるとき突然「試練」がやって来ます


試練は、その人のそれまでの準備次第で、スッキリにもガッカリにもなります。





◆死ぬときは死ぬし生きるときは生きる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


もちろん、普段からケアをしていても短命で終わる子はいるでしょう。

私の周りにも、健康にストイックで「健康のためなら死ねます!」という方が少なからずいらっしゃいますが、いろんなことを我慢したり、節制していたのに、30代で急逝される方もいらっしゃいます。

一方で、不摂生の極みの様な方が、90代なのにピンピンしているケースもあります。

こういう両極端を経験させていただくと、「死ぬときは死ぬし、復活するときは復活するね。そうだ!死ぬまで生きるから大丈夫だ!」そんな気持ちになります。


ですから、「なる様にしかならない」と達観できたらいいんだと思います。





◆納得して看取れるか?亡くなってから後悔するか…
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しかし、現実はちょっと違っていて、「たら・れば」の話をしても仕方ないとはわかっていても、「あの時こうしていたら、この子は死なずに済んだのではないだろうか?」などと、ご自身を責める様な方が多いのです。

私は、メンタルケアのトレーナーでもあるので、ご縁のあった方の相談・カウンセリングを対応させていただくことがありますが、同じ亡くなるでも、「いろいろ精一杯やってあげられた!」などの納得度が高いと、気持ちの整理がつきやすいものです。

一方で、情報と選択肢が限られていて、「その時は精一杯やっていたつもりだったが、振り返ってみるともっと色々してあげられたことが沢山あることに気がついた…でも、時既に遅しだった…」と後悔して、なかなか気持ちの整理がつかないケースもあります。


どちらが良いというわけではありませんが、周りの影響を考えたら悲しいのは別として、納得して気持ちの整理が早く付く方が、その方にとっても、亡くなったペットにしてもいいような気がします





◆良かれと思ってしたことが返って混乱させる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


いろいろ知っている人間からすれば、「なんでその状況でそれに全力で取り組むの?」と言いたくなることはありますが、それはいろいろ知っているからそう思うだけで、いろいろ知らなかったら、選択肢が少ないわけですから、「それがいい」になるんだと思います。

そしてそれを無理矢理「いろいろ知っている側の視点」を提示すると、処理しきれず、戸惑い、混乱し、急に「新しい視点」が気になりはじめたりします。

しかし、諸事情(家庭環境など)から取り組みにくく、後ろ髪を引かれる思いで元の視点に戻り、でも「やっぱりあっちの方がいいのかな?」と思うけれど、家族の同意が得られず、モヤモヤしながら今のやり方を続けて、結果的に望まない結果に繋がった…

なんていうことになったら、「なんで私が勇気を振り絞って、新しい視点に行こうと家族を説得しなかったのだろう…」と自責の念に駆られることが多いのです。





◆知らない方がいいこともある
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ある飼い主さんがこうおっしゃっていました。

「知らない方がいいことって、あるじゃないですか?」

おっしゃる通りです。

身の丈に合う、処理能力の範囲で視点・選択肢を選ぶことが大切だと思います。

ただしその言葉を発する場合は、「今のアプローチでダメだったとしても、全て受け入れます」という覚悟が必要です

そういう飼い主さんはそういう飼い主さんで素晴らしいと思います。





◆弱さと正義を振りかざすのは暴力
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ですから、「新しい視点」がその人にとって望む結果に繋がる可能性が高くても、それを提示することが必ずしもその人にとって幸せに繋がるとは限らないということは私も常に意識しております。

弱さと正義を振りかざすのは暴力ですし、親切の押し売りになってしまいますから…。





◆そんなことがあるなら、早く言ってよ…
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ただ、知識が力になる、知的スタミナのある方もいらっしゃいます

「そんなことがあるなら、早く言ってよ…。」

という方は、いろいろ知ることで選択肢が増え、問題解決力が高まるものです。

そんな方のお役に立てればいいなと思って、須崎は情報発信しています。





◆知識が力になる方のための媒体
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


もちろん、先の二つの家庭は、どの方も悪いわけではありません。

みんな「出来る範囲の精一杯」に取り組んでくださっています。

ですから、誰も責められるようなことは無いのです。

ただ、選択肢が多いか、少ないかで、得られる結果が変わる「こともある」というだけです。

ですから、この文章も、知識が力になる方の選択肢を増やしたり、気付きや復習のために書いています

「知らない方がいいことって、あるじゃないですか?」という言葉通り、新しいことを知ると混乱する方には、悩みを増やすことになるかもしれません。

そんな方にはご迷惑になっているかもしれませんが、頭の片隅に「そんなこともあるらしい」と記憶に止めておいていただけたら、将来何かの役に立つかもしれませんので、気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれませんが、お付き合い下さり、ありがとうございます。





◆転ばぬ先の杖→「体内除菌」と「環境除菌」がへこたれない身体作りの第一歩
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


そして、知識が力になる方へのアドバイスとしては、いざという時に備えて、

●症状が出たら症状を消すかどうかは別として「体内の原因を減らす
●再発防止のために「環境の原因も減らす
●最終的には何もしなくても多少のことでは動じない身体にする

を実践していただき、納得いく愛犬・愛猫生活を送っていただきたいと思います。


もちろん、症状が出てからでは遅いので、症状が出る前から取り組まれる方がオススメではあります。

どんなジャンルでも、
予防は最大の治療
です。


転ばぬ先の杖を準備しておくか?転んでから杖を発注するか?それは「自分次第」なのです。



以上、大阪移動式診療で感じたことを書いてみました。



誰かの何かにお役に立てば幸いです。




最後までお読みくださり、ありがとうございました。





追伸:「なんの準備をしていたらいいんだ?」と思われた方は、以下の情報を参考にしてください。






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2015年10月28日 (水)

原因不明の半身不随で「悪化することはあっても、もう治ることはない」と言われた犬が走れる様になった話

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原因不明の半身不随で「悪化することはあっても、もう治ることはない」と言われた犬


半身不随で視力も今ひとつだったこの犬は、どこに行っても「悪化することはあっても、もう治ることはない」と言われておりました。


●症状は悪化するだけ

●ステロイドは増える一方

●すぐ同意書を書かされる…

こんな状況でした。




原因不明の原因を探って、取り除きはじめたら…


しかし、8月23日の大分移動式診療所が終わってから、

●三日後にはカメラ目線になる様になり

●診療後2週間で脚に体重をかけられる様になり

9月末には走っていたそうです!




2ヶ月前は半身不随だったのに、今は保定しようとすると大暴れ!


プロに「もうダメっ!」と言われると、めげてしまいそうになりますが、根気よく「症状が出るに至った原因を探って取り除けば、今回の大分診療では保定しようとすると大暴れして「本当に二ヶ月前は半身不随だったのか?」と思うほどになりました。


症状の緩和を最優先にしがちですが、原因を探って取り除く原因療法でアプローチをしたら、「こんなこともある」というお話でした。


全てのことに原因があります。原因を探れないことはあっても、原因の無い症状はありません。


症状を緩和させるだけで安心するのもよし、

根本原因を探って取り除いて症状が出なくなる様に導くも良し、

どちらも飼い主さんが選ぶことが出来るのです。


あなたは、どちらを選びますか?


あっ、別にどっちでもいいんですけどね。







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2015年7月 3日 (金)

愛犬・愛猫が膵炎と診断されたら考えること


大阪診療二日目は、なんと、広島から片道3時間かけてやって来たトイプードルです。


膵炎が気になる」とのことですが、なぜ膵炎になるか?が大事なのです。


まずは、症状緩和で立て直し、同時進行で根本原因を探って取り除きます。


原因を残したままだと、「薬を止めると再発する身体」になります


ちなみに、「一生○○を食べさせなければなりません、服用しないといけません」は、「根本原因を残したまま、症状だけ緩和しています」と同じことです。


この子は今日から、根本原因を取り除いて、なんでも食べられる体に向けて、調整スタートです♪





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2014年8月28日 (木)

症状が出るのは身体が弱いからか?

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症状が出ることに対して、身体が弱いとか、悪いとか、免疫力が低下した、などと解釈する方がいらっしゃいますが、果たしてそれは正確な「ものの見方」なのでしょうか?



確かに、多くの方が、
===
下痢をしがち→腸が弱い、お腹が弱い
===
と評価されます。



しかし、昨日の記事にも書きました通り、白血球が闘っているから症状が出ているわけであり、逆に白血球が闘えないほどの弱い状態だと、症状は出ません

つまり、いわゆる免疫力が弱い状態だと、症状を出せるほど闘えないのです。

ということは、症状が出ている状態は、免疫力が正常かどうかは別として、白血球が闘っている状態ですから、身体が弱いかといわれたら、弱いわけではないことになります。




では、なぜ症状が出るのかといえば、昨日の話では「異物がいるから」なわけですから、
●表面のバリア機能が低下している
●体内の異物量が多い
ことが主な原因のとして考えられます(もちろん、他にもあります)。



いずれにしても、症状が出るのは身体が弱いからではなく、「その場所に異物が侵入してきたから、白血球が全力で攻撃をしています!」という意味なのです。

だから、「弱い」のではなく、闘えているだけ「まだ正常」と言えるでしょう(正常と断言していいものかどうか迷う所ですが、わかりにくくなるので「弱くはない」という意味でそう表現しておきます)。



下痢をしがち→腸が弱いのではなく、下痢をしてでも排除したい異物がなぜそこに存在しがちなのかの原因を探る

膀胱炎になりがち→膀胱が弱いのではなく、そこで炎症が起こるような異物が、どこかから入り込んでいるのかの原因を探る

ことが、診療経験上、本質的に重要と思われます。




だから、一般的に「弱い」とされる状態になった場合、「強くする」のではなく、「そこにある異物を排除するにはどうしたらいいのか?」を考えることが本質的に重要です。




大事なので表現を変えてもう一度言います。

同じ症状が出る場合、そこが弱いのではなく、「そこから原因が抜け切れていない!もしくは、次々入ってくるため、症状が出るほどの戦闘地帯になりやすい!」という状態かもしれないのです。




だとしたら、「弱い」とか、「体質」とかで諦めている症状も、その症状の原因次第では、解決できる可能性はゼロでは無いと思うのですが、いかがでしょうか?



次回は、「免疫力を上げる?」についてお話しさせていただきます。







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2014年8月27日 (水)

症状が出るのはなぜか?

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須崎動物病院_症状が出るのはなぜか?



突然ですが、あなたは、次の様な解釈・判断・行動をどう思われますか?

===
深夜3時に、家でボヤがでて、

煙と熱を初期段階で探知した火災報知器が
ジリジリジリ…と鳴り、
「異常事態」を教えてくれたのに

それまで布団で寝ていた住居人が、

「うるさいなぁ…。何時だと思っているんだ…。」
と、火災報知器のスイッチを消して、

「あぁ、静かになった…。」
と、また布団に入る…
===

あなたは、この一連の解釈・判断・行動をどう思われますか?

「うるさいんだから、仕方ないじゃん!」

そういう解釈もあろうと思います。

正解はありませんから、それはそれでいいと思います。



しかし、

「おいおい、優先順位が間違っているだろう!(笑)」

と思う方も多いのではないでしょうか?

少なくとも僕はそう思います。




思いませんか?



思いますよね?




ところで、世の中には

●症状が出ることはいけないことだ!

●すぐに消さなければならない!

●放置している飼い主はダメ飼い主だ!

という風潮がある様ですが、果たしてその前提は正しいのでしょうか?



確かに、

症状がでているのは不快です。

辛いから、かわいそうにもなります。

嘔吐していれば苦しそうですし、

下痢をすれば掃除が大変ですし、

夜中に皮膚を掻いていると、床を脚で叩く音が気になって眠れなくなったりします。


だから、楽にしてあげることが「良いこと」で、すぐに症状が消える処置をして、「治った!」と喜び、安心する方が多いのも理解できます。


しかし、免疫学を大学院で学んだものとして、私は、それは必ずしも正しくないと考えます。



と申しますのも、

症状が出るということは、白血球が異物を排除しようとしていることを意味します。


白血球が異物を発見!
→異物を攻撃する
→炎症反応物質を放出
→炎症反応が出る
  ・赤くなる
  ・腫れる
  ・熱を持つ
  ・痛い(かゆい)
→不快!

という流れですから、異物がいることを意味するのです。



必ず症状には根本原因があり、必要な反応として起こっており、意味があるのです。



この様に、症状の意味がわかると、最優先で消すべきかどうかの判断・行動に役立ちますよね。

次回は、「下痢をするのは腸が弱い?←症状が出るのは身体が弱いからか?」についてお話しさせていただきます。



追伸:症状の中には生き死にに関わる症状もあります。そんな症状は、優先順位第一位で抑えてくださいね。でも、その見極めは、飼い主さんには難しいですから、餅は餅屋で、かかりつけの動物病院の判断に従ってください。



大事なので最後にもう一度!

症状が出るのは、異物が体内にあるからです!







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12:29 午後 病気? | | トラックバック (0)

2012年10月29日 (月)

父の急な肺炎と、担当医を信頼する気持ち

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高校の教員だった父が
脳梗塞で半身不随になったのが、1998年4月

あの出来事から14年、
もともと身体が丈夫だった父は
途中いろいろございましたが、
現在もなんとか生きております。


そして、先日10月13日は祖母の13回忌だったため、
実家の山形に妻と子供二人の計4名で帰省しました。

この日程は、
母が「忙しい息子」を気遣って下さって、
予定を2年前から押さえてくれておりました。



ところが、この法事のスケジュールに重なる様に、
なんと父が風邪をこじらせて肺炎になり、
私たちが到着した頃には、
●顔も舌も紫色
●鼻にはチューブ
●呼びかけても反応無し
という状況になってしまっておりました。


あの状況を見た親族は、
「これはまずい…」
と、全員思ったはずです。



「明日は法事…
 しかし目の前の状況はかなり危険…」

その場に居合わせた全員が頭には同じことが浮かんでいるのに、
これを口にしていいものか状態になっておりました。


だれかが、何かを決断しなければいけない状況でしたが、
それは母か、長男の私しかいません。

しかし、一か八かの選択を母にさせるわけにはいきません。



そこで、私が、担当医にこうお願いすることにしました。

「現状が、予断を許さない状況であることは全員理解しております。
 私どもも、これまで先生を信頼してここまでやってきました。

 その上で、お願いがございます。
 可能な範囲で、法事が終わるまで、投薬でもたせていただけませんか?

 その過程は全て先生にお任せいたします。

 そして、我々はその先生のご尽力の結果に対して
 いかなる事になろうとも、一切異議を唱えません。

 必要なら一筆書かせていただきます。」




実は担当医は父の昔の教え子の方で
(といっても、私よりも大先輩ですが…)
これまでも様々な事情を鑑みて、
適切な対応をしてくださってましたし、
ひょっとしたら最後かもしれない状況をお任せするのには
最適の先生でした。




そして翌日は予定通りに法事を行い、
終わって病院に駆けつけますと、
肌が普通の色
呼吸も安定
意識もあって、目が合ったら一言



「腹減った…サンドイッチ食べたい…」



確かに、数日食べていないのですが、
私たちの心配をよそに、思いっきり復活しておりました!

きっと先生は「気合いの入った投薬」をしてくださったのだと思います。

本当に感謝しております。




あなたさまも、身内の緊急事態に、
いろいろと悩むことがあろうかと思います。

もちろん、
医師も全力は尽くしてくださいますが、
ヒトである以上
どんなに完璧を目指しても、
完璧ではありません。



本当のプロはわざと失敗しようと考えて失敗したりしません。

常に全力で取り組むのですが、

全力で取り組んでも、思わぬ事態になったときに
●失敗しない様に仕上げよう

●全力で乗り切ろう
は違うと個人的に思うのです。


このとき、患者の家族から
「万が一失敗しても文句は言いません」と
これまでの感謝と改めて全面的な信頼を表明すれば、
結果は違わなくても、違うと思うのです。
(わかる方にはおわかりいただけると思います)



もちろん私が余計なことを考えなくても、
担当医はキッチリやってくださったと思います。



でも、
「万が一の時には訴訟を起こしたりしません。
 そんな、明らかな手違いを意図して行う様な先生ではない
 ことは理解しております。」
という意思表明は、
お互いの信頼関係を確認する上で大切なのではないかと思っています。



お陰様で、父はそれなりに復活し、
今日も「お腹空いた…」と言っているそうです(笑)。



私の周りでも、9月あたりから
呼吸器系を患ったり、下痢嘔吐が続いている方が少なくありません。

あなた様も、どうぞご自愛ください。

ペットの手作り食は須崎動物病院

愛犬愛猫のごはんや栄養についての質問募集!    

犬猫の栄養学



03:53 午後 病気? | | トラックバック (0)

2010年11月30日 (火)

ものを噛むときに顎でゴリゴリと音がする原因

私がヒトの医療機関で研修をしていたときの話ですが、
「ものを噛むときに顎でゴリゴリと音がする」
とお困りの方がいらっしゃいました。

通常は顎に問題があると考えるでしょう。

その方も「顎が外れるのではないかと心配で…。」とおっしゃっていました。


しかし、実際は必ずしもそうとは限らないのです。



例えば、私の研修先(ヒトの医療)の先生が診断したときの話ですが、
先生がその方の身体をチェックしながらおっしゃるには、

「顎で音がするのは、 
 『あなたの場合』は、
 鎖骨の所の神経節の興奮が原因で、

 なんでその興奮が起こっているかというと、
 『あなたの場合』は、
 腎臓に炎症があるからで、

 何で腎臓に炎症があるかというと…」


と辿って行って、
原因を絞っていく様子を拝見させていただきました。



「噛むとゴリゴリ音がする」
などというと、
ついつい

「症状が出るところに解決すべき原因・問題がある」
と安易に考えてしまいがちですが、

根本原因は「全く違うところにある」ことだってある



ということを今日から、頭の片隅に置いていただければ、



「いろいろ(西洋医学的)検査をしたのに…。」
という場合でも、

「症状が出ているということは、根本原因がまだ残っているということだ!」
「他の方法で探ればいいや!まだまだやれることがあるぞ!」
と思えて、

立ち止まらずに次の一歩を踏み出せる勇気が出てくるかもしれません。



どのジャンルもそうですが、プロの世界は奥が深いです。

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愛犬愛猫のごはんや栄養についての質問募集!

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09:31 午後 須崎動物病院_診療病気? | | トラックバック (0)

「安楽死を考えて下さい」といわれた犬・猫

 

神経系の症状が強く
対症療法も効果が見えず、
かかりつけの先生から

「もし、飼い主さんがこの子がこの状況で今後居続けることが苦痛に感じたり、
 この子が辛そうならば、
 『安楽死』も一つの選択肢ですよ。」

と言われた子がよく当院に連れて来られます。



そして私は、

「私も何のお約束もできませんが、
 まずはできることからこの子の体力の許す限りやってみましょう。」

とご提案さし上げ、対処させていただいております。



そうすると、

「今までできなくなってきたことが出来る様になってきました!」

といううれしいご連絡をいただくことがあります。



昨日と今日の飼い主さんもそうだったのですが、

「ここに来るまでは、
 毎日、今までできたことが一つ一つできなくなっていくのを
 ただみているだけしかできない自分が情けなくて、
 この子がかわいそうで、毎日泣きながら暮らしていました。

 でも、須崎動物病院に来て、原因を取り除く治療を初めてから、
 今までできなくなってきたことが、
 一つ一つできる様になってきているんです。

 時計が逆回りに動いている様に…。

 ここに来る前は、悲しくて泣いていました。

 でも、今は、うれしくて毎日泣いています(笑)。

 同じ泣くなら、うれしい方が良いですよね。」

なんてことを言っていただけると、
こちらも涙腺がゆるんできそうになります。
(※意地でもゆるませたりしませんけど。)



まだまだ私も開業して12年目。
100点満点の人間ではありません。

できることより、できないことの方がたくさんあります。



「それは、あんただけじゃなくて、他の人もそうさ。
 100点満点なんて、誰も達成できないんだよ。」

というご意見もございます。

それもごもっともだと思います。

でも、それを自分ができない言い訳にはしたくないですし、
「現状で満足」する様な低い基準で妥協もしたくない自分がいます。

100点満点は難しいかもしれませんが、
そこにできるだけ近づこうと努力はしているつもりです。



残念ながら、私の力不足で、
病気の犬・猫が100頭いれば治療法は99通りではなく、100通り
という、個々で探るしかない状況であり、
「マスター・キー(万能薬)」
がまだ見つかってはおりませんが(あるのかどうかも不明)、

これからも、
「マスタ・キー(万能薬)」を探しつつ、
現状できること(100頭いれば治療法は100通り)で対処していこうと思っている状況です。



だから、そんな駆け出しのペーペーである私を信頼して下さり、
実践して下さり、
結果を出して下さると、本当にうれしいのです。

これからも、日々成長し、
一つでも多くのことができる様に
がんばっていきたいと思います。

そして、当院を受診してくださっている方々、
この体験談がお役に立つならば、
ご活用の上、がんばってください。
(※もちろん、今までも充分がんばってくださっていることは理解しているつもりです。)



今回も貴重な経験をさせていただきました。

ありがとうございます。

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愛犬愛猫のごはんや栄養についての質問募集!

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05:10 午後 須崎動物病院_診療病気? | | トラックバック (0)

2010年11月12日 (金)

飼い主さんの体調不良

先ほどの記事の続きで申し上げますと、
診療依頼をいただいたものの、
急に飼い主さんが具合悪くなって
ご来院いただけなくなるケースも増えております。

飼い主様におかれましては、
日々、愛犬・愛猫の看病でお疲れのことと思います。

どうぞご自愛下さい。

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11:36 午前 須崎動物病院_診療病気? | | トラックバック (0)

2010年10月15日 (金)

2010.11.13 須崎獣医師の緊急特別セミナー in 大阪

正しい情報無しに、
正しい判断は不可能です。

ですから、
2010年11月13日(土)
あなたにとって記念すべき日になります。

というのも、
「ペットの栄養学は難しいから、
 何を食べさせたらいいかわからない」

「やってはいるけれど、本当にコレで良いのかわからない」

「いろんな情報があって、どれが正しいのかわからない」

「一通り勉強したけれど、
 勉強したからこそわからないことがある」

卒業する一日!になるからです。


なぜなら、
・ペットの食事本10冊、ペットの食事指導歴12年の
・須崎獣医師が、
ペット栄養学のウソ・ホントについて、
予めいただいた「あなたの知りたいこと」について
 応える形式

セミナーを開催させていただくからです。



あなたはこの日、ペットの栄養学について
机上の空論ではなく、
実際の診療で効果を確かめてきた
そして、これまで一部の人にしか伝えてこなかった
知識と経験に触れることが出来ます。


このセミナーでは、
一般的にはこう言われているけど、
本当は…

というお話しを中心にさせていただきます。



本を読めば解決する様なご質問には、
お応えしない可能性が高いです。
それだったら、
セミナーをする意味がないと思っているからです。

「これぞライブの醍醐味!」

という内容にしたいものです。



私には、あなたさまにお伝えしたいことが
山の様にある
のです!




と申しますのも、須崎はこれまで
◆本を10冊執筆し
◆各種雑誌・新聞・テレビ番組の取材も多数受け
◆スカイパーフェクTV!のレギュラーを4年担当し
◆食事アドバイスを取り入れた診療を12年続け
◆この食材がこの子に必要かどうかを一頭一頭調べ
◆このサプリが今この子に必要かどうかを一頭一頭調べ
◆このフードが今この子に必要かどうかを一頭一頭調べ
◆症状が出る根本原因を一頭一頭調べ
◆何を使ったらその根本原因を抜けるかを一頭一頭調べ
てきたからこそ、見えてきたものがあります。



机上の空論ではなく、
だれか偉い人がこう言ったからということでもなく、
実際どうか?
一頭一頭調べてきたから
お伝えできることがあります。



一頭一頭調べてきたからこそ、
本に書いてあることが
必ずしも正しいとは限らない
こともわかりました。
(専門家なら誰でも知っている)


また、多くの方が
ブログに「常識」として書いてある情報が
必ずしも正しいとは限らない
こともわかりました。


教科書に書いてあることすら怪しい…。



だから、
多くの飼い主さんが、
本来する必要のなかった心配を「させられている」

こともわかりました。



かといって、須崎は
アンチ・ペットフードではないので、
感情的ではない、
バランスの取れた情報提供
が出来ます。




その前提の上であなたは、
以下の様な内容に興味はございませんか?
ペットが食べて良い・良くない食材の
  ウソ・ホント

病気別の積極的に食べた方が良い食材、
  食べない方が良い食材

● AAFCOの基準を分析するとわかる、おもしろいこと
● ペットフード、手作り食、どちらがいいのか?
● 生食・加熱食、どちらがいいのか?
● 酵素で健康・長生きは本当か?
● 手作り食といっても、栄養バランスが心配な方
● 手作り食で太る子、痩せる子その違い
● フードが合う子、手作り食が合う子の違いとは?
● 最強の手作り食レシピとは?
● 飼い主さんが気づける、
  身体がむしばまれている「サイン」とは?
● 手作り食に切り替えると
   食べないのはなぜなのか(犬編・猫編)
● 元気がないときは食べさせなければならない?
  食べさせない方がいい?
● 栄養バランスが一番大事です!はウソの理由
● 犬・猫に塩分を一切与えてはいけません!はウソの理由
● 犬・猫に人間の食べ物を食べさせてはいけません!は
  ウソの理由
● 処方食を食べてくれないときはどうするか?
● 食物繊維を食べると、
  腸に負担がかかると言われてしまった方へ
● 骨を食べたら便が白くなった…吸収できているの?と
  心配な方へ
● すぐ下痢をするのはなぜ?どう対処する?
● 手作り食にしたら水を飲まなくなった…大丈夫?と
  心配な方へ
● 手作り食にしたらオシッコが沢山出てきた…糖尿病?と
  心配な方へ
● 一食5〜15分でできる手作り食
とにかく、
 須崎にきいてみたいことがある!



上記の内容のどれか一つでも
「本当のことを知りたい」と思われる方にとっては、
このお知らせは非常に重要なものとなるでしょう。




また、須崎は日々の診療で毎日、様々な発見がございます。


この「実際に役に立つ」知識や経験を
診療にお越し下さる方
ペットアカデミーの毎月のセミナー
ペット食育協会(APNA)のセミナー
限定でお伝えしておりますが、
多くの方のお悩みが無くなるのを経験しております。


その情報に触れた飼い主さんや受講生からは

「こういう情報がドンドン広がれば、
  不安な飼い主さんが減るだろうに…」

「巷の『根拠のない情報』に
  振り回されない飼い主さんが増えるだろうに…」

とおっしゃるのですが、
スケジュール的にそれも難しい状況です。



また、
「こんなことを公のメディアで言ったら、
 多くの人を不安にしてしまうだろう」
から、
予備知識のある一部の方にしかお伝えできない情報も
沢山ございまして、当然のことながらそんな内容は
本などで公にすることはできません。



恐らく今、時間が許すならば、
私がフリートークでセミナーをさせていただいたら、
一ヶ月以上は朝から晩まで「全く違う話」を
お話しし続けることができる
でしょう。



以前は適度にセミナーも開催しておりました。


ありがたいことに現在も
セミナー開催依頼や
講演依頼を多数いただいておりますが、
現在は多忙のため、私の一般セミナー開催は難しく、
診療やペットアカデミー、ペット食育協会で
お伝えするののが精一杯という状況です。





しかし「とある事情」で、
2010年11月13日(土)に
久しぶりにセミナーを開催することとなりました。


場所は大阪です。


急にセミナーを開催することとなりましたので、
私が一方的に話したいことというよりは、
できるだけ
参加者の聴きたいことを反映させたセミナー

にしたいと思っております。




しかし、受講生の予備知識に関係なく、
まとめてセミナーをやると、
初心者の方は「難しかった」
経験者の方は「物足りなかった」
となることが常でございます。


かつて、
「予備知識に応じたセミナーをしていただくことは
 可能でしょうか?」

というマニアなお問い合わせをいただいたこともあります。




ご安心ください。


今回は、一日に2ステージ行い、
第一ステージ(10:00〜13:00)は初心者向け
第二ステージ(14:30〜18:30)は経験者向け
のセミナーを開催予定です。

もちろん、両方受講していただく事「も」可能です。


恐らく、第一ステージで肩の荷が下りた方は、
絶対に第二ステージも聴きたくなることと思います。



なぜなら、今回須崎は
「とある理由」により(シツコい?)、


参加しなかったことを
後悔する様な内容に、
なにがなんでもすることを
決意しているからです!




過去に須崎のセミナーに参加したことのある方はご存じと思いますが、
かなりホンネトークをする傾向にあります。

また、過去のセミナー感想文を紐解けば、
「面白かった」
「来て良かった」
「難しくないのにタメになった!」
「あっという間に終わった」
「眠くなかった」
「友達も来れば良かったのに…」

というご感想をいただくことが多いです。




セミナー内容■■■

今回の内容は、

■第1ステージ(10:00〜13:00)
対象は以下の様な方々です。
「ペットの栄養学は難しいから、
 何を食べさせたらいいかわからない」
「手作り食は難しい勉強をしないといけない」
 と言われたから、そんなのは無理!と思っている
「やってはいるけれど、本当にコレで良いのかわからない」
「いろんな情報があって、どれが正しいのかわからない」
「仕事上、予備知識の少ない飼い主さんに
 アドバイスをするが、どう伝えたらいいのかわからない」

この様な方々のために、
ペットが食べて良い・良くない食材のウソ・ホント
● AAFCOの基準を分析するとわかる、おもしろいこと
● ペットフード、手作り食、どちらがいいのか?
● 生食・加熱食、どちらがいいのか?
● 手作り食といっても、栄養バランスが心配な方
● 手作り食で太る子、痩せる子その違い
● フードが合う子、手作り食が合う子の違いとは?
● 最強の手作り食レシピとは?
● 飼い主さんが気づける、
   身体がむしばまれている「サイン」とは?
● 手作り食に切り替えると
   食べないのはなぜなのか(犬編・猫編)
● 元気がないときは食べさせなければならない?
  食べさせない方がいい?
● 栄養バランスが一番大事です!はウソの理由
● 犬・猫に塩分を一切与えてはいけません!はウソの理由
● 犬・猫に人間の食べ物を食べさせてはいけません!は
   ウソの理由
● 処方食を食べてくれないときはどうするか?
● 食物繊維を食べると、
   腸に負担がかかると言われてしまった方へ
● 骨を食べたら便が白くなった…
   カルシウムは吸収できているの?と心配な方へ
● 手作り食にしたら水を飲まなくなった…大丈夫?と
  心配な方へ
● 手作り食にしたらオシッコが沢山出てきた…糖尿病?と
  心配な方へ
● 一食5〜15分でできる手作り食
● とにかく、須崎にきいてみたいことがある!(初級編)



第1ステージでは、
手作り食という選択肢がありなんだ!
という安心感を持っていただくことが目的です。



予めご質問も受け付けます。
そして、第一ステージの目的に合わせて、
セミナーに盛り込んでいきます。
(そういうのは須崎の得意とすることです)



基本はノンストップで進めて行きます。
お手洗い等のご休憩は、各自で適時お願いいたします。



簡単な資料もご用意する予定です。
ですから、ペンケースだけ(中身も!)ご用意下さい。




でも、
「もっと深い内容も知りたい…」
「病気に関することも知りたい…」

とおっしゃる方は、
第2ステージ「も」オススメです。




■第2ステージ(14:30〜18:30)

対象は以下の様な方々です。

「一通り勉強したけれど、
 勉強したからこそわからないことがある」
「ペット業界でバリバリ仕事をしている方」
「マニアな方」


おそらく、第1ステージ・レベルが十分理解できている方
でないと「速い…」となる可能性が高いです。
第1ステージを受講後でしたら、大丈夫だと思います。


● 基本的には、予めいただいた参加者のご質問に
  須崎が次々と応えていく
という形式で進めて行きます。



須崎から
あなたの知りたいことが聴ける

これだけで、他に何か必要でしょうか?



過去に、
須崎の質疑応答セミナーにご参加いただいた方は
おわかりと思いますが、
他人の質問へのアドバイスが
非常に参考になったと好評で、
ヤル側も最もヤル気が出る内容
です。



ただし、
出来るだけ多くの方のご質問にお応えしたいので、
要点だけをパパッと申し上げます。
一つの質問への解答は5分以内
させていただきます。


そのぐらいで解答できる様な
具体的なご質問をお願いいたします。


本を読めば解決する様なご質問には、
「それはその辺の本に書いてあります」
とだけお応えする可能性が高いです。
(もっとも、これも十分なアドバイスです)


本に書いてあることを復唱するだけだったら、
セミナーをする意味がないと思っておりますので。


質問でセミナー内容がドンドンふくらんでいき、


「これぞライブの醍醐味!」


という内容にしたいものです。



例えばご質問の内容はこんなことを中心にどうぞ!
● 病気別の積極的に食べた方が良い食材、
  食べない方が良い食材
● 酵素で健康・長生きは本当か?
● すぐ下痢をするのはなぜ?どう対処する?
● 須崎にきいてみたいことがある!(マニア編)


もちろん、くだらない質問も大歓迎です!



こちらも基本はノンストップで進めて行きます。
お手洗い等のご休憩は、各自で適時お願いいたします。



簡単な資料もご用意する予定です。
ですから、ペンケースだけ(中身も!)ご用意下さい。





自己投資費用■
さて、気になる自己投資費用ですが、
私は自分の年間学習費用は
1000万円を計上しております。

ですから、当然のことですが、
普段、情報の安売りはしておりません。

ただ、通常、私のセミナーは格安で、これまでも、
大体1時間あたり1〜2万円をいただいてきました。

なので、
第1ステージは3時間ですから、
3〜6万円

第2ステージは4時間ですから、
4〜8万円

が相場となります。


しかし、今回は
「とある事情」
会場がポッカリ空いてしまった…
という経緯での開催でございます。


しかも、開催まで一ヶ月を切ったところでの募集…



ということで、
今回だけの驚き価格!


第一ステージ→12,600円(税込)
第二ステージ→24,600円(税込)

で、ご参加いただけます。



ただし!

昔から
早起きは三文の得
と申します。


ここでは早起きは全く関係ございませんが、
素早い行動をされる方はいつでも得をされます。


今回は、
こちらもやんごとなき事情での開催、
参加者の方にもわざわざ急なスケジュール調整が
必要なこともあるでしょう。



そこで今回は


さ・ら・に

早期割引がございます。



第1ステージ→ 6,300円!(税込)
第2ステージ→10,500円!(税込)

これまで、私のセミナーを受講したことのある方が
この価格を見たら、きっと驚かれることでしょう。

須崎によるセミナーで
この内容で
この価格は
今後ございません。

「大阪であの値段でやっていたじゃないか!」

今後はいつも通りとさせていただきます。

ですから、お急ぎください


今後の手続きとしては、
1.あなた様が下記フォームで仮申し込み
2.あなた様がご入金
3.事務局が入金を確認
4.入金確認の連絡と質問フォームをご案内
5.質問フォームに質問を入力
6.当日会場へ!

という流れです。



繰り返しますが、須崎は
「とある理由」により(シツコい?)、


参加しなかったことを
後悔する様な内容に、
なにがなんでもすることを
決意しております!!




最後に、
11月13日(土曜)の過ごし方は2つあります。


1つは、普通の土曜のように過ごす方法です。買い物に行くでもいいし、遊びにいくのもいいでしょう。普通に過ごしていれば、次の日からも来月からも来年も、今とほとんど変わらない不安だらけの普通の日々が続きます。


もう1つは、このセミナーに参加して、現実的かつ診療で確かめてきた知恵や経験を学ぶことです。また、会場にいらっしゃった、上昇志向の高い人たちとの人脈やネットワークを作ることもできます。そうすれば、その日はただの土曜ではなくなります。あなたのペットの食事に関する考え方と気持ちが、大きく変化しはじめるきっかけの日になるでしょう。ちょうど、12年前、西洋医学一辺倒で、データが、データがと言っていた頭の固い私が、食事療法という選択肢を見つけたときの様に…。



当日、あなた様とお目にかかれることを
楽しみにしております。

お申し込みはこちらから
↓↓↓↓↓
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=76188

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05:41 午後 ペットアカデミー須崎動物病院_診療ペットの手作り食ペット食育協会(APNA)病気? | | トラックバック (0)

お願いがございます

率直にあなたにお願いがあります。
11月13日(土)は、スケジュールを空けておいていただきたいのです・・・

何故なら、その日は
あなたのペット栄養学に対する不安が解消される日になるからです。


予めいただいた「あなたの知りたいこと」について
ペットの食事本10冊、ペットの食事指導歴12年の、
須崎獣医師の知識と経験に触れることが出来るからです。




大手ペットフード会社の調査に寄りますと、
95%の飼い主さんが
「ペットの食事が気になる・不安がある」

という報告があります。

確かに、私たちがペットに食べさせる食事で、
ペットの身体は作られ、
病気に対する抵抗力に影響します。

しかし多くの飼い主さんは、
企業が発信する情報に強い影響を受け、
する必要のない不安を感じている方は少なくありません。



また、これは、診療現場でよくあるのですが、
肝臓の数値が高い
と、ホリスティックケアとして「肝臓によいと言われるハーブ」を
摂取するのですが、一向に良くならないというケースがあります。

しかし、当院で根本原因を探ると、
肝臓は他の臓器の不調のあおりを受けているだけで、
その「他の臓器」をケアしたら、肝臓の数値が基準値に戻ることが
あります。




この様に、
一般的にはこう言われているけど、本当は…
ということが、
ペットジャンルには「実は」沢山あるのです。





ところであなたは、以下の様な内容に興味はございませんか?
● ペットが食べて良い・良くない食材のウソ・ホント
病気別の積極的に食べた方が良い食材、食べない方が良い食材
● AAFCOの基準を分析するとわかる、おもしろいこと
● ペットフード、手作り食、どちらがいいのか?
● 生食・加熱食、どちらがいいのか?
● 酵素で健康・長生きは本当か?
● 手作り食といっても、栄養バランスが心配な方
● 手作り食で太る子、痩せる子その違い
● フードが合う子、手作り食が合う子の違いとは?
● 最強の手作り食レシピとは?
● 飼い主さんが気づける、身体がむしばまれている「サイン」とは?
● 手作り食に切り替えると食べないのはなぜなのか(犬編)
● 手作り食に切り替えると食べないのはなぜなのか(猫編)
● 元気がないときは食べさせなければならない?食べさせない方がいい?
● 栄養バランスが一番大事です!はウソの理由
● 犬・猫に塩分を一切与えてはいけません!はウソの理由
● 犬・猫に人間の食べ物を食べさせてはいけません!はウソの理由
● 処方食を食べてくれないときはどうするか?
● 食物繊維を食べると、腸に負担がかかると言われてしまった方へ
● 骨を食べたら便が白くなった…吸収できているの?と心配な方へ
● すぐ下痢をするのはなぜ?どう対処する?
● 手作り食にしたら水を飲まなくなった…大丈夫?と心配な方へ
● 手作り食にしたらオシッコが沢山出てきた…糖尿病?と心配な方へ
● 一食5〜15分でできる手作り食
とにかく、須崎にきいてみたいことがある!


上記の内容のどれか一つでも「本当のことを知りたいと思われる方にとっては、このお知らせは非常に重要なものとなるでしょう。




須崎はこれまで
◆本を10冊執筆し
◆各種雑誌・新聞・テレビ番組の取材も多数受け
◆スカイパーフェクTV!のレギュラーを4年担当し
◆食事アドバイスを取り入れた診療を12年続け
◆この食材がこの子に必要かどうかを一頭一頭調べ
◆このサプリが今この子に必要かどうかを一頭一頭調べ
◆このフードが今この子に必要かどうかを一頭一頭調べ
◆症状が出る根本原因を一頭一頭調べ
◆何を使ったらその根本原因を抜けるかを一頭一頭調べ
てきたからこそ、見えてきたものがあります。



机上の空論ではなく、
だれか偉い人がこう言ったからということでもなく、
「実際どうか?」
を一頭一頭調べてきたからお伝えできることがあります。



一頭一頭調べてきたから、
本に書いてあることが
必ずしも正しいとは限らない
こともわかりました。

また、多くの方がブログに「常識」として書いてある情報が
必ずしも正しいとは限らない
こともわかりました。

だから、
多くの飼い主さんが、
本来する必要のなかった心配を「させられている」こともわかりました。



また、須崎は
アンチ・ペットフードではないので、
感情的ではない、バランスの取れた情報提供が出来ます。




さらに、私は日々の診療で毎日、様々な発見がございます。

この「実際に役に立つ」知識や経験
診療にお越し下さる方
ペットアカデミーの毎月のセミナー
ペット食育協会(APNA)のセミナー
でお伝えしておりますが、
多くの方のお悩みが無くなるのを経験しております。


その情報に触れた飼い主さんや受講生からは

「こういう情報がドンドン広がれば、不安な飼い主さんが減るだろうに…」

「巷の『根拠のない情報』に振り回されない飼い主さんが増えるだろうに…」

と言われますが、スケジュール的にそれも難しい状況です。



また、
「こんなことを公のメディアで言ったら、
 多くの人を不安にしてしまうだろう」から、
 予備知識のある一部の方にしかお伝えできない情報も沢山ございます。



以前は適度にセミナーも開催しておりましたが、
現在は多忙のため、私の一般セミナー開催は難しく、診療やペットアカデミー、ペット食育協会でお伝えするののが精一杯という状況です。




しかし「とある事情」で、11月13日(土)
久しぶりにセミナーを開催する
こととなりました。


場所は大阪です。



急にセミナーを開催することとなりましたので、
できるだけ参加者の聴きたいことを
反映させたセミナー
にしたいと思っております。



しかし、受講生の予備知識に関係なく、まとめてセミナーをやると、
初心者の方は「難しかった」
経験者の方は「物足りなかった」
となることが常です。




そこで
一日に2ステージ行い、
第一ステージ(10:00〜13:00)は初心者向け
第二ステージ(14:30〜18:30)は経験者向け
のセミナーを開催予定です。



須崎のセミナーに参加したことのある方はご存じと思いますが、
かなりホンネトークをする傾向にあります。
また、
「面白かった」
「来て良かった」
「難しくないのにタメになった!」
「あっという間に終わった」
「眠くなかった」
「友達も来れば良かったのに…」

というご感想をいただくことが多いです。




このセミナーの募集開始は10月15日19時からです。
それまでもうしばらくお待ちください。
大変お手数ですが、また、このブログにお越し下さい



たぶん、今まで参加したことのある方ほど、
びっくりすることが書かれてあるはずです。


ご期待下さい。


ちなみに須崎は
「とある理由」により(シツコい?)、

参加しなかったことを後悔する様な内容に、なにがなんでもすることを決意しております

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11:53 午前 ペットアカデミー須崎動物病院_診療ペットの手作り食ペット食育協会(APNA)病気? | | トラックバック (0)

ステロイドの長期服用で骨粗鬆症

ステロイド薬を長期服用すると、骨粗鬆症状態になり、
ひどいと骨折すること「も」あります。

薬の副作用としてしっかり記載されております。

ですから、獣医師の指導の下、適切に使用する様になっているわけです。
(ただし、誤解していただきたくないのですが、ココだけを切り取って「ステロイドは怖い薬だ…」などと思わないで下さい。もし、ステロイドが怖いとするならば、それはステロイドが悪いのではなく、処方に改善の余地があるということです。くれぐれも誤解無き様に!)




しかし、ある「方」は、
ステロイドを何ヶ月も処方したあげくの骨折に対し、
「本で読んだ様な知識で手作り食にしたから
 カルシウム不足になって骨折したんだ!」
と、おっしゃっていました。




おいおい、手作り食にしたのは骨折する1ヶ月前からだよ!




当然の結果として、飼い主さんは判断材料も知識もないので、
残念ながら、「そうなんだ…」と、「手作り食のせい」にされておりました。




まぁ、私はこういう「無知がベースの感情的な批判」は
別に何とも思わないのですが、
飼い主さんはご自身を責めるだろうなぁ〜。
と思いました。

こういう、
なんとなくつじつまが合っていて、
●しかし、理路整然と間違っていて、
●だけど、ついつい納得させられてしまう様な話が、

ペットの食に関する
あらぬ誤解
につながるんだなぁ〜と改めて思いました。




こういう都市伝説的な話は、
不思議とペットの食に関しては沢山あります。



ペット業界にある都市伝説の特徴は、
人と犬・猫は違う
とか、
そもそも、犬は… 猫は…
という言葉が添えられています。


真実かどうかは、実際に確かめればいいのです。



そして、
確かめるすべをもっていなかったり、
確かめもしないで、他人の主張を受け流すだけの方は、
一緒にもっとがんばりましょう!ということです。




他人を批判するのは簡単ですが、
自分のミスを他人になすりつける様な卑怯なマネはするまい!
と心に誓った出来事でした。


===
んっ?なんで突然こんなトゲのある文章を書くかって?
そうです。●●●・●●・●●●●●だからです。(わかる人はわかる)

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愛犬愛猫のごはんや栄養についての質問募集!    

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11:08 午前 ペットアカデミー須崎動物病院_診療病気? | | トラックバック (0)

2010年7月 4日 (日)

「犬・猫が子供の頃からよく下痢をします」の意味とは?

犬や猫で
「子供の頃からよく下痢をします」
という子の診療をさせていただきます。

なんでも、
「体質だから仕方ない」
とか
「遺伝だから仕方ない」
といわれたのだとか…。

当院では、こういう場合、体質とあきらめるのではなく、
「何か原因があって、抜けきれてないのでは?」
と考えます。


実際、原因がわかってそれが抜けると、
何を食べても平気な身体
になっているようです。

こういう解決策もあるということでした。

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愛犬愛猫のごはんや栄養についての質問募集!    

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11:55 午前 病気? | | トラックバック (0)

2010年5月12日 (水)

痩せてきたから食べさせる←それは正しいのか?

「うちの子が急にやせてきたし、吐くんです。」

「通常の体重に戻して上げたいです。」

というご依頼が最近多いのですが、
飼い主さんの頭の中には


「体重が減ると体力が無くなる」

「だから食欲がなくなると心配」

「せっかく食べたものを吐いたら、また食べさせなければ…」

などの思い込みがあるようです。

そうしたら、そこにそれらより
優先順位の高い思い込みを今日から作って下さい。


「何か消耗するような出来事が体内で起こっているのではないだろうか?」

「食欲を抑えてでも、免疫力を発揮しなければならない理由が体内にあるんだ!」

「動物は身体に調整が必要になると、食事を控えてジッとするんだ」

「だから、無理に食べさせるのではなく、原因を取り除こう!」


本来は過食すべきでない状態で、

飼い主さんの思い込みで過食させられ、

本来必要のないケア(消化器の)が必要になる子が多いです。

勝手に痩せるような状況では、食べさせても太れないですし、
体内状況が深刻になる可能性があることを覚えておいてください。

そんなことがなければ、自然に痩せたりしないのです。

対処を間違わないでくださいね。

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愛犬愛猫のごはんや栄養についての質問募集!

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06:50 午後 病気? | | トラックバック (0)

2010年4月28日 (水)

IBDがたった2ヶ月で改善!ステロイドも卒業!の不思議

当院には、炎症性腸疾患[Inflammatory Bowel Disease  : IBD]と診断され、

「もう治りません。一生この薬でコントロールしていくしかありません。」

と言われた子がたくさん来ます。

物事には必ず原因があります

須崎は
「炎症性ということは、免疫応答がおこっているわけで、その免疫応答がおこるような原因を取り除けば、状態は改善するはずだ!」

という信念を持って治療をしております。

大抵「体質」と言われる場合は、環境の影響を受けていることが疑われますから、体内の調整のみならず、環境の調整も同時に行っております。

もちろん、100頭いれば99通りではなく、100通りの原因・治療法がございますので、「IBDの治療法はこれです!」とは明言できないのは当たり前ですが、少なくとも「原因の探り方」、「原因の取り除き方」は大夫確立してきました。

先日、2ヶ月前にご来院された「IBDと診断された犬」が来たのですが、飼い主さん曰く、

●前回の治療日からステロイドをのませるのを止めました(えぇ〜っ!!)
●でも、症状は出ませんでした(それはよかったです!)
●今日まで、2ヶ月間で4回便が緩くなりましたが、すぐ戻りました(ほぉ、ほぉ)
●とりあえず今は気になる悩みがありません(たった2ヶ月で?)

もちろん、治ったのはたまたまかもしれません。

この先どうなるかも経過観察が必要だと思います。

しかし、治らないと言われた病気にもかかわらず、飼い主さんはあきらめずに、できることを精一杯やってくださいました

それがうれしかったのです。

全国には同じ病名の子が辛い思いをしているかと思います。

この記事が励みとなって、辛さを乗りこえる元気につながればうれしいです。

とにかく、僕はうれしかったです。




Petacademy_logo_50x57 獣医師が教える犬猫の栄養学

ペットアカデミー





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Petacademy_logo_50x57 我が子の身体の中に必ずある、症状の根本原因を調べ、取り除く「原因療法」で活躍する「バイオレゾナンス・メソッド」を、須崎が簡単にお話させていただきました。

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愛犬愛猫の手作り食や手作りご飯や栄養学についての質問募集!    



07:31 午後 病気? | | トラックバック (0)

2010年4月16日 (金)

隠れ「深刻」体質

症状が出ないから『元気!』『大丈夫!』
と思っていた子が

ある日突然体調不良になることが…。

ここ最近、たまたま連れてこられた子を
診ることがあったのですが、

『元気』

なのではなく、

単に『症状が出せない』だけ

ということがあるようです。

一番始末が悪かったのは、

この様な隠れ『深刻』体質がある感じがします。



03:04 午後 病気? | | トラックバック (0)

2010年4月12日 (月)

空腹だから吐く?

「空腹になると吐く」

思い込まされている飼い主さんが珍しくありません。

今日は2組ありました。


そして、

食べさせると吐かなくなるから、ずっとそうしていたと…。」


空腹だから吐くのではありません。

すい臓「など」炎症があるから吐くのです。

本当は、原因を探り

すい臓「など」ケアを最優先でしなければならないのです。


だから、目に見える現象を消して安心してはいけないと
今まで申し上げて参りました。

今日の方々は、それをご覧になって、
ご来院くださったようです。

くれぐれも…。

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03:16 午後 病気? | | トラックバック (0)

2010年4月 9日 (金)

意味の無い排泄現象はない

よく、

下痢を止めたり、
咳を止めたり、
かゆみを止めたり、
吐き気を止めたり
熱を下げたりして

それだけで安心している人がいます。

その症状には「必ず」意味があるんです。


止めるだけじゃダメなんです。

よく、

「でも、咳が続いたら体力が消耗しますよね?」

などと、何となくもっともそうな、つじつまが合っている様な意見
をおっしゃるかたがいますが、

「それではあなたは、

根本原因を体内に残したままで、

単に目に見えるサインを消すだけで、

あなたが気付かないうちに身体が蝕まれても
 
それは『構わない!』とおっしゃるんですね?」



と申し上げると、大概、

「自分が何を言っているのか」 が分かる方が多いです。


●右前肢の「この部分」が痒いのも
●食事は変わらないのに突然粘膜便が出たのも
●急に食欲が無くなったのも


全部原因があります。



今まで症状を消すことに焦点を合わせてきた結果、


体内でいろいろなことが起こったのでしょう、
ここ最近、「突然」亡くなる子の報告が後を絶ちません。

全ては飼い主さんが選択することではありますが、
一頭でも多くの子が、
死ぬ必要の無かった死を経験せずにすむならと思っております。



もちろん、この一ヶ月で亡くなった子が、
全て「症状を消すだけだった」わけではないことも
ここに明記しておきます。


それにしても、突然の切なくなる報告を沢山いただいております。

皆様もお気をつけ下さい。




こんなことをここ最近、わーわー独りで騒いでおりますが、
騒いだ後、『ブラックジャック』に出てくる、
あの一節が脳裏をよぎります。


「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんて
 おこがましいとはおもわんかね?」



確かにそうですし、
今できることをするしかないことは分かっているのですが…。


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07:02 午後 病気? | | トラックバック (0)

2010年3月17日 (水)

急に愛犬・愛猫の食欲が無くなった…

自然界において、動物は具合が悪くなると、

●食欲を無くして
●じっとしている

という状態になることがあります。


このことから、急に愛犬・愛猫の食欲が無くなった場合、
何か体調不良があるのかもしれません。


特にこの時期、猶予の無い場合もございますので、
お気をつけ下さい。

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06:55 午前 病気? | | トラックバック (0)

2010年3月16日 (火)

最近、突然下痢をするようになりました

「最近になり下痢をするようになりました」

これ、最近の診療依頼で非常に多い症状の一つです。


「最近」

がポイントですね。

原因を排除すればいいだけですが、
まず、診療前に脱水しない様に、家庭で水分摂取をがんばってください。

脱水しているかどうかの指標がNGであれば、
きちんと水分摂取させてくださいね。

「ドライフードを食べて水を飲まない」
という時点で、ハイリスク・グループですから…。

オシッコが真っ黄色でないかどうかをご確認ください。


くれぐれも、お気をつけ下さい。

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07:44 午後 病気? | | トラックバック (0)

2010年3月13日 (土)

くしゃみ、鼻水、咳から始まる体調不良

最近、診療をお待ちいただいている間に、
もしくは前日や当日に亡くなるケースが後を絶ちません。

飼い主さん曰く、
「突然具合が悪くなり、急激に衰弱していく」
のだそうです。

原因を探ってみますと、
原因も治療法も、百頭いれば百通り(99通りではない)で、

様子をみているうちにどんどん体調が弱ってしまった…というケースが少なくありません。

お願いするようなことではございませんし、
変に煽ることもしたくないのですが、
何か異変を感じましたら、
即刻お近くの動物病院へお急ぎください。

当院も、土日の休み返上で対応させていただいておりますが、
対応が追いつかないほどの状況です。

特に、症状も出せないほど身体が傷んできた子は、
見た目の症状が出ない状態が続き、
ある日突然、飼い主さんが驚くような体調不良になることがあるようです。

よく観察しておいてください。

気になる症状としては、

●急にやせた
●急に吐く
●急に下痢をする
●くしゃみ、鼻水、咳が止まらない
●急に目やにが出るようになった
●なぜか涙目だ…
●突然、足腰が立たなくなった
●突然、けいれんやてんかん様発作が起こり始めた

こんな症状にご注意ください。


また、飼い主さんの体調と同期するケースも増えております。

1)ペットが…あれ…?
2)私も何となく…

と、1、2が揃う場合は、ご注意ください。


うちのスタッフにも、この土日に身体の調整をするように
【命令】してきました。


心の準備をする間もなく、
ペットが亡くなった飼い主さんのことを考えますと、
全く心が安らぐ時間がありません。

かといって、私が全て対応できるわけでもございません。

とにかく「世の中にはそんなことが起こっているらしい」
という情報提供をさせていただきました。


くどいようですが、
原因も治療法も、百頭いれば百通り(99通りではない)です。

「くしゃみを止める食材は?」というレベルのアプローチではおそらく解決できないようなことが起こっていることがあるのです。

おかしいと思ったら、
自宅ケアで粘ることも大事ですが、急いでお近くの動物病院へ行かれることをおすすめします。



当院は現在、過去に受診歴のある方で、「これはまずい」という方を優先的に診察させていただいております。

それにともない、健康診断的な受診は来月以降に対応可能な時が「もし」やってきた場合、その時に再度お申し込み下さるようお願いしております。

もし、飼い主さんから視て「急変しそうだ」と思われる場合は、事務局が取り次ぎ、緊急対応させていただく場合もございます。


中には「須崎が忙しそうだから…」と、遠慮してくださったために、突然亡くなったケースもございます。

私の身体は壊れる時まで壊れませんから、「ヤバイ!」と思ったら、遠慮なさらずに、事務局まで繰り上げの依頼をしてください。

それと、薬で症状を一時的に消して安心してしまったことを
後悔している飼い主さんを毎日診療でメンタルケアしております。

しかし、症状を消すことは悪いことではありません。
一般の動物医療は、それがスタンダードな方法です。

どの飼い主さんも、獣医師も、「今できるベスト」を尽くされております。
どうか、ご自身を責めることの無い様、お願いいたします。

最後になりますが、
何でもない方は、不必要な心配はなさらないでください。
大半の子は何でもないのですから。
ただ、何か異変を感じたら、参考になさってください。

******************************

<追伸>
上記のような理由で、当院はただ今、朝から深夜までフル稼働です。
「急に具合が悪くなった…」という個別メッセージを
百通以上いただいておりますが、
ごめんなさい、返信するような時間的余裕も、精神的な余裕もございません。

プロフィールにも書いてありますが、
メッセージ機能での個別相談への対応はいたしておりません。

不確かな私の文字情報より、
実際に診療して下さる獣医師の方が、的確なアドバイス・処置を
してくださるはずですし、有益だと思います。

どうか、私の返信を待たずに、お近くの動物病院へお急ぎください。

かかりつけの先生が、きっと「今できるベスト」を尽くしてくださるはずです。
それを信じて、取り組まれてください。

お役に立てず、すみません。
体調不良の子達の全快を願っております。

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愛犬愛猫のごはんや栄養についての質問募集!    

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