2005年12月12日 (月)

分子生物学会

 今日は福岡のヤフー・ドームに行ってきました。

 目的は、分子生物学会に参加することです。

 ドームの中にはいると、電光掲示板にこんな文字が…。

 『分子生物学』って何かというと、細胞の中でどんなことが起こっているの?という様なことを調べる学問です。

 ところで、細胞って、どのくらいの大きさか、ご存知ですか?細胞を横並びに整列させると、定規1ミリの間に、だいたい50個くらい(1個が約20ミクロン)並ぶ位の大きさですから、当然肉眼では見ることができないものがほとんどです。(鶏卵や、ミカンのつぶつぶは、肉眼で見ることのできる細胞の例です)

 この肉眼で見ることのできない細胞の表面や、細胞の中には、実はたくさんの物質があるのです。その物質の性質を探ろうという学問です。目には見えないものをどうやって目に見える形で理解するかと、日夜がんばっている学問ともいえるでしょう。

 例えば、細胞に刺激物質を振りかけると、元気になったり、元気がなくなったりするわけですが(学術用語ではありません)そのとき、細胞の表面には、刺激物質を受け取る装置があります(当然目では見えません)。

 その装置が刺激物質を受け取ると、形が変わり、おしりに火がつき、その火がついたというお知らせを、細胞の中にある物質が、火事の時のバケツリレーの様に「火がついたよ」「火がついたよ」「火がついたよ」…と伝言ゲームをして、細胞の中心である『核』に伝えます。

 そして。『核』に信号が伝わると、『遺伝子』が動き出して…なんていうことが起こっています。

 分子生物学ではその伝言ゲームに加わる物質や、遺伝子を動かす物質などを一つ一つ探ったりするのです。

 久々の学会でしたが、おもしろかったぁ~。大学院時代は、免疫、アレルギー、という狭い興味しか持てなかったのですが、今は、かなり幅広く興味が持てる様になりました。やはり、地道な勉強って大事ですよね。

 また、学会発表もさることながら、各業者のブースで、「今、最先端の技術で何ができる?」も情報収集活動の一つです。

 すべてのブースを回りましたが、研究所を作りたくなりました。

 『研究所』といえば、『早乙女研究所(byマジンガーZ)』

(以下、夢物語)
 動物病院と、研究所が一緒になった施設が欲しい!

 一緒に研究する人は、名声はいらないけれど(笑)、志と技術の高い研究者!

 そこでは、臨床の現場で生じた疑問を即座に研究できる!

 「糖尿病とガンに共通な、根本的病因は?」とか…。
 「なかなか言うことを聞いてくれないイヌ・ネコに共通な、根本的原因は?」とか…

 しつけ、トレーニングセンターなんかも併設したいですね。

 そこで得られた、ペットの栄養や病気の研究成果が、後々人間の医療にも役立つ…なんていうことになったらいいですね。

「しつけやすい子とそうでない子の、脳の活動状態の違い」なんかを研究したら、人間で学校で人の話を聞けない子の改善に役立つかもしれませんし…

やっと、大学院の時に言われた「我々が目指すのは、研究のための研究ではない。臨床に役立つ研究でなければ…」という、当たり前ともいえる言葉の真の意味が理解できる歳になったようです。

 あぁ、『研究』 『も』したい。



03:17 午後 須崎の夢 | | トラックバック (0)