犬のてんかん発作が出なくなりました!
この犬(6歳)は、てんかんの発作(正確にはけいれん発作)が2014年の夏頃から起きていました(撮影日は2015年10月22日)。
飼い主さんは薬で症状だけを抑え続けることに不安を覚え、食事療法を試してみたものの、効果は今ひとつで、2015年8月の大阪移動式診療所にお越しになりました。
調べれば、原因とおもわれる部位、異物が推測できたので、それを除去してもらったところ、それ以来一回も発作は出ず、今日はクスリを止めて一ヶ月以上経つとか!!
◆てんかんにも必ず原因がある
「てんかんは一生治らないから、一生薬をのみ続けなければならない」
と、多くの方は信じています。
しかし、
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結果あるところに原因あり!
症状あれば必ず原因あり!
原因を取り除けば、症状は変化しうる!
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と考えて実践してみたら、「『このケース』では発作は出なくなりました!」というお話をご紹介いたします。
◆「てんかんの治し方」は存在しない
これは大切なことですが、原因療法では
「てんかんの治し方」というものは存在しません。
しかし、「この子の場合の根本原因の取り除き方」は存在します。
ですから、飼い主さんが「てんかんの原因はなんですか?」という質問をしていると、症状を消すことは出来ても、本質的な改善は難しいのです。
もちろん「てんかんに良い漢方・ハーブ・レメディ」等というものも存在しません。なぜなら、漢方薬等ははその時点での身体の状態に対して処方するものであり、病名で処方したりするものではないからです。
ただし、この犬の今の状態に合わせて、原因を取り除き、元の状態に導き改善に導く方法を探ることは出来ます。
◆原因療法的に取り組む動物病院
ですから、東洋医療や代替医療に、対症療法的に取り組んでいる動物病院では
●てんかんの治し方
●てんかん治療のための漢方
●てんかん治療のためのハーブ
●てんかん治療のためのレメディ
を提示処方してくださるでしょう。
上記の様に説明を受けたら、「この動物病院は、東洋医療や代替医療を対症療法的に取り組んでいる動物病院なんだな」と解釈してください。そのこと自体が良いとか悪いとかいうことではありません。それはそれで一つの方法です。
しかし、須崎動物病院では対症療法ではなく原因療法的に取り組みますので、
●このペットのけいれん発作を引き起こしている根本原因は何か?
●このペットのけいれん発作を引き起こしている根本原因はどこか?
●根本原因はどこから侵入しているのか?
●根本原因はどうやったら排除できるのか?
を提示させていただきます。
そして、原因が無くなったことで、症状が出る理由(根本原因)が無くなり、自然と消えることを目指します。
今回はそれが功を奏したのか、けいれん発作がなくなった様で、ホッとしております。
もちろん、今回の改善は偶然で、私が関わらなくても治ったのかもしれません。
でも、一生治らないといわれて、問題が解決したら、なんとなく嬉しいのは、飼い主さんも担当獣医師も一緒なのでした。
よかった、よかった!
大阪移動式診療所の会場を提供してくださったマジュンさん、素晴らしい経験をさせていただき、ありがとうございました。
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08:17 午前 犬病気?神経系の不快感 | Permalink | トラックバック (0)