2015年11月 2日 (月)

犬のてんかん発作が出なくなりました!

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この犬(6歳)は、てんかんの発作(正確にはけいれん発作)が2014年の夏頃から起きていました(撮影日は2015年10月22日)。


飼い主さんは薬で症状だけを抑え続けることに不安を覚え、食事療法を試してみたものの、効果は今ひとつで、2015年8月の大阪移動式診療所にお越しになりました。


調べれば、原因とおもわれる部位、異物が推測できたので、それを除去してもらったところ、それ以来一回も発作は出ず、今日はクスリを止めて一ヶ月以上経つとか!!




てんかんにも必ず原因がある


「てんかんは一生治らないから、一生薬をのみ続けなければならない」

と、多くの方は信じています。


しかし、

===
結果あるところに原因あり!

症状あれば必ず原因あり!

原因を取り除けば、症状は変化しうる!
===

と考えて実践してみたら、「『このケース』では発作は出なくなりました!」というお話をご紹介いたします。




「てんかんの治し方」は存在しない


これは大切なことですが、原因療法では

「てんかんの治し方」というものは存在しません

しかし、「この子の場合の根本原因の取り除き方」は存在します


ですから、飼い主さんが「てんかんの原因はなんですか?」という質問をしていると、症状を消すことは出来ても、本質的な改善は難しいのです。


もちろん「てんかんに良い漢方・ハーブ・レメディ」等というものも存在しません。なぜなら、漢方薬等ははその時点での身体の状態に対して処方するものであり、病名で処方したりするものではないからです。


ただし、この犬の今の状態に合わせて、原因を取り除き、元の状態に導き改善に導く方法を探ることは出来ます。




原因療法的に取り組む動物病院


ですから、東洋医療や代替医療に、対症療法的に取り組んでいる動物病院では

●てんかんの治し方

●てんかん治療のための漢方

●てんかん治療のためのハーブ

●てんかん治療のためのレメディ

を提示処方してくださるでしょう。


上記の様に説明を受けたら、「この動物病院は、東洋医療や代替医療を対症療法的に取り組んでいる動物病院なんだな」と解釈してください。そのこと自体が良いとか悪いとかいうことではありません。それはそれで一つの方法です。



しかし、須崎動物病院では対症療法ではなく原因療法的に取り組みますので、

●このペットのけいれん発作を引き起こしている根本原因は何か?

●このペットのけいれん発作を引き起こしている根本原因はどこか?

●根本原因はどこから侵入しているのか?

●根本原因はどうやったら排除できるのか?

を提示させていただきます。


そして、原因が無くなったことで、症状が出る理由(根本原因)が無くなり、自然と消えることを目指します。


今回はそれが功を奏したのか、けいれん発作がなくなった様で、ホッとしております。




もちろん、今回の改善は偶然で、私が関わらなくても治ったのかもしれません。


でも、一生治らないといわれて、問題が解決したら、なんとなく嬉しいのは、飼い主さんも担当獣医師も一緒なのでした。


よかった、よかった!



大阪移動式診療所の会場を提供してくださったマジュンさん、素晴らしい経験をさせていただき、ありがとうございました。
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08:17 午前 病気?神経系の不快感 | | トラックバック (0)

2014年11月18日 (火)

犬の肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)発症→失明→余命宣告→目が見える様になり、元気に復活、発作もナシ!の一例

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2013年12月初旬より震えが見られ、11日ごろ様態が急変。13日MRI・CT・血液検査の結果「肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)」と診断された犬がいました。


脳の炎症を抑えるためのステロイドの投薬が開始されましたが、「副作用で肝臓の機能が低下する等で、命の危険も伴うし、寿命を縮めることになる」と言われたものの、飲まさずにはいられない状態でどうしていいのかわからず、不安で仕方ない日々を過ごされました。



そして、2014年3月2日、突然目が見えなくなり、動物病院に行くと、「今後、目が見える様になることはないし、余命3ヶ月です」といわれたそうです。



それでも、諦めきれない飼い主さんは、当院の大阪移動式診療所にお越しになりました。

原因を探り、取り除き、再感染して、また取り除きを繰り返し…



あれから9ヶ月、今では目が見える様になり、薬を全くのまずに、食欲もあって、ピンピンしています。

 

余命宣告をしてくださった動物病院も、首をかしげている状況だとか…。


もちろん、その時はどうなるかわからないほどの状態だったと思うので、最悪の事態を想定しての「余命宣告」だったと思います。

しかし、炎症ですから、異物を探り、取り除くことが出来たら、白血球が闘う相手がいなくなるわけですから、炎症は落ち着くはずです。




通常の動物医療は、異物を減らすのではなく、ステロイドで白血球の活動を抑えます。

そのため、症状は落ち着くものの、異物は増え続けるために、薬を減らすに減らせず、体内に通常貯まらないほどの量の異物が貯まることになって、結果的にどうしようもなくなることが多い様です。そんな状態のペットが、須崎動物病院には沢山やってきます。


私は薬や手術が悪いとは申しておりません。

ただ、「万能のツールはこの世に存在しません」とお伝えしたいだけです。


症状緩和は非常に重要なことですし、状況によっては、それで命を救われることもあります。

しかし、同時に原因を取り除くことも同様か、状況によってはそれ以上に重要なのです。



「肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)」は一般的には「治らない病気」なのだそうです。

しかしそれは、原因を取り除くこと無く、症状の緩和に徹するからなのかもしれません。私がスゴイのでは無く、問題解決の基本として、「手法を固定するから手詰まりになる」の典型例なのかもしれません(認識が間違っているかもしれませんが)。



悩む人の特徴のひとつは「選択肢が少ないです。

しかし、問題に直面して焦った状況だと、新しい選択肢を探すのは難しく、なじみのある選択肢にすがるため、既定ラインに乗ることがほとんどです。

そして当院にお越しになる多くの方がおっしゃるように「須崎先生のメルマガで知ってはいたのに、なんで、何でもないうちに探しておかなかったんだろう…。」という後悔に繋がるのかもしれません。

でも、そんな後悔は何の役にも立ちませんし、自分を責めても何も解決しないし、今更どうしようもないので、もうそうなってしまったのならば、「その時はその時のベストを尽くした!」と思い込ませる方が精神衛生上良いと思います。




ここでこの犬の話に戻りますが、もし、この飼い主さんが3月の時点で諦めていたら、この犬はもうこの世にいなかったかもしれません。でも、諦めないでいてくださったからこそ、この話ができるのです。



飼い主さんはおっしゃいました。

「ぜひ、この子のケースを皆さんにご紹介ください。私たち同様に、落胆している飼い主さんに、ちょっとでも希望の光になれたらうれしいです。」

と…。



これからも、再感染に気をつけつつ、再発したら、また原因除去に取り組んでいただきたいと思います。

そして、余命宣告や、悪しき未来予告(目が見えなくなる)などは、やはり大きなお世話なんだと再確認しました。(例え結果的にそうなったとしてもです)


この度は、貴重な改善例をご紹介くださり、ありがとうございました。







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